日本選手権ライスボウルがXリーグの王座決定戦として新たな歴史
75年の歴史を誇り、日本のアメリカンフットボールの最高峰のボウルゲームとして広く親しまれてきたライスボウルの試合方式が2021年度から変わります。
これまで大学リーグ代表と社会人リーグ代表が日本一の座を争う場であったライスボウルは、2022年1月3日に東京ドームで行われる「第75回ライスボウルbyプルデンシャル生命」から装いも新たに、社会人リーグ・Xリーグの優勝決定戦として開催されます。
日本選手権試合であるライスボウルは日本のアメリカンフットボールの発展に大きな役割を果たしてきました。学生と社会人が互いに切磋琢磨することで日本の競技レベルは本場アメリカ、カナダに次ぐ高いものとなり、海外のプロリーグに参戦する日本人選手も増えてきました。
なかでも外国籍選手やコーチの在籍するXリーグでは近年のレベル向上が著しく、75回の節目を迎えるにあたって「学生対社会人」という対戦形式はその役割を終えることになりました。日本のトップリーグであるXリーグが日本選手権ライスボウルで王座を競うことにより、日本におけるアメリカンフットボールのさらなる隆盛と発展を目指します。
新たな歴史のスタートとなるアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウルへで対戦するのは6年ぶり8回目の出場となるパナソニック インパルスと2年ぶり6度目となる富士通フロンティアーズです。
リーグ戦を7戦全勝で終えたインパルスはセミファイナルで壮絶なタッチダウンの取り合いの末にIBM BIG BLUEを38‐31で破り、5回目の日本一を目指します。一方のフロンティアーズ(リーグ戦6勝1敗)は2014年度に初戴冠したあと、2016年から4連覇を達成。昨年はライバルのオービックシーガルズに王座を明け渡したものの、今年はセミファイナルでその前年王者を17‐10のスコアで下して日本一奪回に臨みます。
装いも新たにトップリーグの王座決定戦となったライスボウルにどうぞご期待ください。
【ライスボウルの経緯】
- ・1948年に関東大学選抜対関西大学選抜のオールスター戦として開始。
- ・1984年の第37回からは大学リーグ代表と社会人リーグ代表が対戦する「日本選手権」として開催される。
- ・通算成績は社会人代表の26勝、学生代表の12勝。第63回大会からは社会人代表の優勝が続いた。