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関西学院大学ファイターズが法政大学オレンジを破って4連連続32回目の優勝

2021年12月21日(火) 11:12

©MAKOTO SATO

全日本大学アメリカンフットボール選手権決勝甲子園ボウルは12月19日に阪神甲子園球場で行われ、西日本代表の関西学院大学ファイターズが東日本代表の法政大学オレンジを47-7で破り、4年連続32回目の優勝を飾った。

試合は終始関学大が主導権を握った。試合開始のキックオフを法大が2回連続でアウトオブバウンズに蹴り出してしまう反則を犯し、自陣25ヤードからのキックを余儀なくされた。関学大は最初のポゼッションを敵陣46ヤードから始めることができ、これをランニングバック(RB)齋藤陸の13ヤードタッチダウンランで完結して7-0と先制した。

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幸先いいスタートを切った関学大だったが、インターセプトやファンブルロストなどのミスもあってなかなかエンドゾーンまでたどり着けない。それでも第2クオーターに2つのフィールドゴールで13-0とリードを広げた。一方の法政は2回のターンオーバーで得たポゼッションをいずれもパントで終わらせてしまい、チャンスを生かせなかった。

後半最初の攻撃で法大はエースRB星野凌太朗が42ヤード独走ランでエンドゾーンに走りこみ、6点差と迫った。さらに続く関学大のオフェンスをインターセプトで終わらせると敵陣13ヤードまで攻め込んでフィールドゴールのチャンスを得るが、これが失敗して。点差を縮めることができなかった。

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ここから関学大が一気呵成に攻勢をかける。この後の6回のポゼッションで4タッチダウンを含む連続得点を挙げ、47‐7と大勝した。

関学大の先発クオーターバック(QB)鎌田陽大は35回の試投で24回のパス成功、430ヤードで2つのタッチダウンパスを成功させた。RB齋藤は11回のボールキャリーで73ヤード1タッチダウンラン、パスキャッチでも7回のパスキャッチで99ヤード、1タッチダウンパスキャッチの活躍で、甲子園ボウル最優秀選手に選ばれた。

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法大はRB星野が13キャリー、94ヤード、1タッチダウンと気を吐いたが、計3回あったターンオーバーのチャンスを生かし切ることができなかった。星野は関東選手に選ばれた。

今季の大学の最優秀選手に贈られるチャック・ミルズ杯は関学大のRB前田公昭が受賞した。

 
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日本三大ボウルにご注目ください(日本アメリカンフットボール協会公式HP)
https://americanfootball.jp/archives/6698

三菱電機杯 第75回毎日甲子園ボウル(特設サイト)
http://www.koshienbowl.jp/2020/

プルデンシャル生命杯 第75回ライスボウル(特設サイト)