【X1 Super第2節の見どころ】今季初勝利をかけて東京ガスとアサヒ飲料が対戦

2022年のX1 Super秋季リーグ第2節は25日（日）、東京ガスクリエイターズ対アサヒ飲料チャレンジャーズの一戦が富士通スタジアム川崎で開催される。開幕戦で敗れた両チームは、ともに今季初勝利を目指す。

東京ガスは、第1節で富士通フロンティアーズに成す術もなく敗れ、攻守ともに立て直しが急務となった。しかし、敗戦の中でも光明が差したのは、ディフェンス陣。前半こそ42失点したが、後半はわずか1タッチダウンに抑えた。富士通が主力を下げたとはいえ、昨季王者相手のパフォーマンスは胸を張れる。アサヒビール戦でも、初戦で1サックを決めたディフェンスライン（DL）マット・マクレランを軸に、前線からアグレッシブにプレッシャーをかけていきたい。

攻撃では、新加入のクオーターバック（QB）リース・フォイは、周囲との連携不足なのか2インターセプトを献上するなど本調子とは言えず、パス獲得ヤードも79ヤードと低空飛行。それでも8本のパス成功のうち6本を通した新加入のワイドレシーバー（WR）カナワイ・ノアとは相性の良さを見せただけに、山下喜史や林裕嗣ら他のレシーバー陣とも連携を成熟させていきたい。

対するアサヒ飲料は、開幕節のエレコム神戸ファイニーズ戦では試合終了間際に勝ち越しを許して黒星スタート。しかし、スタッツだけを見れば、総獲得ヤード、攻撃時間とも相手を上回り、昇格初戦で格上相手に善戦したといえる。攻撃の要は、QBギャレット・サフロン。エレコム神戸戦では、パスで1タッチダウン（1インターセプト）、ランでもチームトップの49ヤードをマークして攻撃陣をけん引。WRロバート・アール・ジョンソンIIとのコンビネーションはX1でも十分に通用した。東京ガス戦では、開幕戦で3回犯したターンオーバーと無駄な反則を減らし、粘り強い戦いで昇格後初勝利を目指す。