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【X1 Super第2節の見どころ】「新習志野シリーズ」で開幕連勝飾るのは? 新戦力台頭のオービックとエレコム神戸が火花散らす

2022年09月22日(木) 18:31

2022年のX1 Super秋季リーグ第2節は25日(日)、オービックシーガルズとエレコム神戸ファイニーズが第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で対戦する。「新習志野シリーズ」と銘打たれた一戦で、ホームのオービックは開幕連勝を飾りたいところだ。

オービックは、開幕節のotonari福岡SUNS戦で6タッチダウンを奪う圧勝劇を演じた。攻守ともに高いレベルを見せる中で、若手や新人が躍動した。オフェンスで際立った活躍を見せたのはランニングバック(RB)西村七斗(上段写真#32)だ。高校、大学で各世代の日本代表に選ばれた実績を持つ大物ルーキーは、重心の低い走りでラン9回140ヤード、3タッチダウンをマークして華々しくデビュー。攻撃部門の週間MVPに選出された。持ち味である相手タックルをすり抜ける独特な走法は、なかなか止められないだろう。他にも大河原陸と2年目の川上理宇の両ランナーが2人で計100ヤード近く走り、チームで248ヤードをマークした地上戦を支えただけに、今回もランオフェンスから攻撃のリズムを作りたい。

守備では、ディフェンスバック(DB)からラインバッカー(LB)に転向した2年目の高橋弘汰は、1サックを含むチーム最多の4タックルを記録してディフェンスにリズムをもたらした。エレコム神戸戦も、主将のディフェンスライン(DL)佐藤将貴を軸に前線からプレッシャーをかけ、最後方では開幕戦でともに1インターセプトを奪取した東方嘉永とショーン・ドレイパーが目を光らせる。

一方のエレコム神戸も、アサヒ飲料チャレンジャーズを下して時本昌樹ヘッドコーチ体制の初陣を白星で飾った。攻撃では新加入のクオーターバック(QB)デビッド・ピンデル(下段写真)が、獲得ヤードこそ少ないもののインターセプトなしとまずまずのクオーターバッキングを披露。同じく新戦力のワイドレシーバー(WR)デビン・フェルプスもチーム最多の5捕球69ヤードで存在感を示した。また、守備でもDBブランドン・マッキンニーが1インターセプトを決めるなど、攻守で新外国籍選手が躍動した。次戦では、指揮官が期待を寄せるRB前田公昭、DB村井翔哉といった新たなルーキーの台頭を期待する。

オービック戦でカギを握るのはラン守備の出来。開幕節では、X1 Areaから昇格してきたアサヒ飲料にランで138ヤードを許した。RB西村を軸にした超強力なオービックのランオフェンスを容易に止めることは難しいが、低く素早いタックルを心掛けビッグゲインだけは避けたいところだ。