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【X1 Super第4節の見どころ】連勝街道走るIBMが連敗中のアサヒビールと対戦 試合のカギはIBMのRBプレスリー対アサヒビールLB陣

2022年10月20日(木) 14:30

2022年のX1 Super秋季リーグは折り返し地点を過ぎて後半戦に入る。第4節は23日、IBM BIG BLUEとアサヒビールシルバースターが富士通スタジアム川崎で激突する。開幕から無傷の3連勝と好調のIBMは、連敗中のアサヒビール相手に連勝を伸ばせるか。

IBMは、前節のノジマ相模原ライズ戦では7度もリードが変わるタフな試合を制して、無敗をキープした。パス獲得ヤードでリーグ3位(726)のクオーターバック(QB)政本悠紀は、得意のパスこそ鳴りを潜めたが、ミスを最小限に抑えて攻撃陣をけん引した。昨年までのIBMとの違いを見せてきているのが、ラン攻撃の充実。チームは2戦連続で計110ヤード以上をマーク。特にランニングバック(RB)ジュレル・プレスリー(上段写真)は、3試合連続でタッチダウンランを記録中とプレーメーカーぶりを遺憾なく発揮。リターンゲームでも一発の破壊力を秘めており、今やIBMオフェンスに欠かせないピースとなっている。IBMが連勝を伸ばすカギを、30歳の外国籍ランナーが握っていると言っても過言ではない。


一方のアサヒビールは、第3節のパナソニック インパルス戦で大敗して2連敗中と調子が下降気味。攻守で立て直しが必須だが、中でも壊滅的なのがラン守備だ。開幕から2戦連続で150ヤード以上を喪失すると、前節では39回で349ヤード、5タッチダウンを許してしまった。この現状を打破するには、タックル数2位(16.5)山本力矢、同9位(12.0)岩本卓也(中段写真右)らラインバッカー(LB)陣が2列目で体を張ってしっかりと食い止める必要がある。前述の通り、IBMのランオフェンスは好調。特に、プレスリーは一度のタックルでは簡単に倒れないので、束になって襲い掛かりセカンドエフォートからのロングゲインを防ぎたい。


なお、この日の試合前には、日本相撲協会とコラボし、「おにぎり君」こと隆の勝関(常盤山部屋、前頭十枚目、下段写真)による始球式を実施する。川崎区と言えば「三角おむすび発祥の地」。今年区政50周年を迎えた川崎区にピッタリのゲストをお迎えする。試合の行方とともに、どんな始球式になるのか楽しみだ。