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開幕戦に勝利したエレコム神戸、米倉監督は「すごく楽しい」とチームの成長に手ごたえ

2020年10月30日(金) 08:15

エレコム神戸ファイニーズは25日(日)、シーズン初戦のIBM BigBlue戦に35対28で勝利して好スタートを切った。クオーターバック(QB)コーディ・ソコールとワイドレシーバー(WR)アルフォンソ・オヌワーのホットラインで3タッチダウンを挙げるなど、外国人パワーがさく裂した一方で、エレコム神戸の米倉輝監督は若手主体のチームの成長に手ごたえを感じていた。

昨年に続きIBMを下したエレコム神戸だが、米倉監督は「IBMさんは良いチームなので、2年続けて(勝てたのは)ラッキーだと思います」と謙虚だ。それでも、「目の前のプレーに集中して最後まで切れずにやれたという点は、若いチームが成長してきていると思います。このチームは学生よりも伸びしろがあると思っているし、やっていてすごく楽しいです。ぜひ、もう一段、二段あげてやっていきたいですね」と、チームの成長に目を細めた。

また、「正直言って、われわれのオフェンスはソコールとゾー(オヌワーの愛称)の個人技に助けられている」と米倉監督が話す通り、ソコールとオヌワーが勝利の立役者となったのは確かだ。

ソコールは5タッチダウンパスの好パフォーマンスを披露し、オヌワーもソコールが投じた成功パス(23回)の半分以上となる12捕球を記録して251ヤードを稼いでいる。

今年はコロナ禍で外国人選手の合流が遅れるチームの多い中、エレコム神戸の外国人選手4人は感染拡大の影響が大きくなる前に入国していた。もちろん、チームとしての練習はできなかったが、オンラインミーティングなどでコミュニケーションを取りながら連携を深めてきた。それでも、指揮官は試合残り7秒で決まった決勝タッチダウンの場面を振り返り、「普通に考えれば2プレーはできると思っていたので、(QBソコールが右に走り出した時は)うわ、走りよった、と思い、あせりました。ここらへんは、外国人QBとの意思疎通が難しいと思いました」と、正直な気持ちを明かしている。

エレコム神戸の次戦は、11月8日(日)にエキスポフラッシュフィールドで行われるノジマ相模原ライズ戦。ノジマ相模原は、開幕戦で富士通フロンティアーズに3対48と完敗したとはいえ、エレコム神戸にとっては昨季敗れた相手だけに米倉監督に慢心はない。

「聞いている限り、(ノジマ相模原)ライズさんが非常に強いので、しっかりと準備を整えたいです」