ニュース

エレコム神戸の司令塔ソコールが5TDの大暴れ、「みんな良い仕事をした」

2020年10月26日(月) 18:00

パス419ヤード5TDの活躍を見せたQBコーディ・ソコール=撮影:小座野容斉

エレコム神戸ファイニーズのクオーターバック(QB)コーディ・ソコールは、25日(日)に行われたIBM BigBlue戦に先発して5タッチダウンパスを投げるなど大活躍し、チームの開幕戦勝利に貢献した。

パス40回中23回を成功させて419ヤードを獲得したのに加えて、ランでもチームトップの61ヤードを記録したソコール。勝利の立役者となった右腕は、2年連続のIBM戦勝利について、「良い試合だった。IBMはいい仕事をした。ディフェンスのジェームス・ブルックスと新しいアメリカ人ラインバッカー(ハーバート・ガンボア)は素晴らしかったね」と相手守備を褒めつつ、「自分たちのゲームプランがうまくいったし、みんなが良い仕事をした。特にレシーバー陣が良かった」とチームメイトの活躍を喜んでいる。

アリゾナ出身のソコールはルイジアナ工科大学でプレーした実績がある本格パサーだ。過去5年は毎年、NFLドラフトで指名される選手を輩出している名門であり、Xリーグでルイジアナ工科大学出身の選手と言えば、2014年シーズンから2017年シーズンに富士通フロンティアーズで活躍したQBコービー・キャメロンが記憶に新しい。ソコールは、ライスボウルで最優秀選手賞に2度輝いた偉大なる大学の先輩について、「とてもいい選手。自分が高校の時から知っていた」と話す。

高校卒業後にキャメロンと同じルイジアナ工科大学に進学したかったソコールだが、実は、残念ながら同校からのオファーがなかった。それでも、アイオワ大学在学中に念願のルイジアナ工科大学からオファーが届く。

「100%行こうと思った。ルイジアナ工科大学のオフェンスは、パス主体だからね。そんな大学でプレーできたことはハッピーだった」

今年で来日3年目のソコール。日本でのプレーを選択した理由については、「コービー・キャメロンを追っかけたようなもの」と説明する。エレコム神戸の司令塔は、偉大なる先輩が通った道をなぞり、神戸から日本一を目指すが、まずは11月8日(日)に控えるノジマ相模原ライズ戦に照準を合わせる。

「昨年はIBMに勝って興奮したけど、ライズに敗れて意気消沈した。最も重要なことは、すべての試合において準備しておくこと。調子の浮き沈みなく、いつでも試合に出られるようにしておくことが大事なのさ」