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【X1 Super第2節の見どころ】富士通が開幕連勝なるか 東京ガス戦は地上戦がカギ

2021年09月18日(土) 14:00

2021年のX1 Super秋季リーグは20日、富士通フロンティアーズ対東京ガスクリエイターズの一戦が富士通スタジアム川崎で開催される。開幕連勝を狙う富士通に、今季初勝利を目指す東京ガスが挑む。

富士通は、前節でノジマ相模原ライズを49対17で下し、開幕白星発進した。新エースのクオーターバック(QB)高木翼は4タッチダウンパスを4人のレシーバーに投げ分け、レシーバー陣との呼吸が合っていることを証明した。守備では、X1 Super第1節の週間最優秀選手に選出されたラインバッカー(LB)趙翔来(上段写真)を軸に、上々のパフォーマンスを披露した。また、第3クオーターで試合の大勢がついたことで、多くの新加入選手を試すことができた。攻守ともに穴がないように思えるが、前節からの課題はラン攻撃。ノジマ相模原戦では前半で50ヤード程度、トータルでも103ヤードと富士通にしては物足りなかったように思えるだけに、東京ガス戦ではパスオフェンスを効果的に織り交ぜて相手守備に的を絞らせないようにしたい。

一方の東京ガスは、前節のパナソニック インパルス戦で0対71と完封負けを喫した。地上戦では-1ヤードと不発に終わり、パス攻撃も3インターセプトを献上するなどまったく良いところがなかった。富士通ディフェンスは強固なだけに、ランで確実にボールコントロールして、インターセプトやファンブルなど不用意なミスを少なくしたい。ディフェンスでは計10タッチダウンを喫したうち、ランで6個を許した。前述の通り、富士通はランオフェンスを改善してくることが予想されるだけに、ランディフェンスの奮闘はマスト。攻守ともに地上戦がカギを握りそうだ。