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【X1 Super第4節の見どころ】1か月ぶり実戦で連勝狙う富士通、今季未勝利のIBMと対戦

2021年10月14日(木) 14:00

富士通フロンティアーズとIBM BIG BLUE が、10月16日に富士通スタジアム川崎で対戦する。開幕3連勝の富士通は、およそ1か月ぶりの試合。ここまで未勝利のIBMは今季初勝利を目指す。

富士通は第3節が不戦勝のため、9月20日以来の実戦となる。2試合を消化して、攻撃ではクオーターバック(QB)高木翼がリーグ2位の6タッチダウンを記録してパスオフェンスをけん引している。地上戦では、ランニングバック(RB)トラショーン・ニクソン(上段写真)が第2節で100ヤード走破に加えて2タッチダウンと爆発した。一方、ディフェンスでは、パス守備が2試合でいずれも200ヤード以上を許しているのは懸念材料だ。初戦のノジマ相模原ライズ、第2節の東京ガス同様に、IBMもタイトエンド(TE)ジョン・スタントン、ワイドレシーバー(WR)白根滉と身長180センチを超える長身レシーバーをそろえるだけに警戒したい。また、東京ガス戦で2つのブロックを喫したキッキングゲームにも十分注意したい。

対するIBMは、2連敗中でここまで2敗1分け。2019年第7節の東京ガスクリエイターズ戦以来の勝ち星をマークしたいところだ。オフェンスは、QB政本悠紀(下段写真)がパス獲得ヤード(808)とタッチダウン(6)でリーグトップ。しかし、被インターセプトが計5つと安定感を欠いている。それでも、身長188センチのTEスタントンと身長186センチのWR白根は、レシーブヤードでそれぞれリーグ2位と3位。身長178センチのWR鈴木隆貴も含めたレシーバートリオで富士通ディフェンスに対抗して空中戦で優位に立ちたい。また、ジェイソン・スミスのキックリターンは、大きな武器となるだろう。一方、守備では前節のパナソニック インパルス戦で371ヤードを喪失したランディフェンスの改善はマストだ。