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パナソニックと富士通がお互いに警戒 第75回ライスボウルプレスカンファレンス

2021年12月13日(月) 18:15

X1 Superセミファイナルを勝ち上がったパナソニック インパルスと富士通フロンティアーズが日本一をかけて争うアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウル。来年1月3日に東京ドームで開催される頂上決戦の記者会見が13日、都内で実施された。

レギュラーシーズンを7戦全勝だったパナソニックと、そのパナソニックに唯一土をつけられた富士通。リーグ戦1位と2位の戦いは、チャンピオンを争うにふさわしいマッチアップとなった。2年ぶり6度目の王座を狙う富士通の山本洋ヘッドコーチは、「パナソニックはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと良いタレントがそろっていて隙がない」と相手チーム全体を警戒する。対する6年ぶり5度目の日本一を目指すパナソニックの荒木延祥監督は「富士通は9年連続で社会人決勝を戦う名実ともにトップのチーム。我々の持っている力を100%ぶつけて初めて勝負になると思っている。3週間しっかりと準備して、富士通という大きな壁を乗り越えたい」とリーグ戦で勝った相手でも慢心はない。

両チームは、レギュラーシーズン第6節で対戦し、その時はパナソニックが26対20で勝利した。ジャパンエックスボウルでも過去に3度顔を合わせ、パナソニックが2勝1敗とリードしている。今季からエースクオーターバック(QB)として富士通の攻撃を指揮する高木翼は、「わくわくしている。昨年はジャパンエックスボウルでオービックに負け、(今年のリーグ戦では)パナソニックには負けているので、チーム一丸となって改めてチャレンジャー精神をもって挑みたい」とリベンジに向けて腕をいぶす。一方、パナソニック攻撃ラインの要を務める小西俊樹主将は、「リーグ戦では全勝してチームとして成長していると思っているが、ライスボウルでは今までの結果に関係なく、この3週間でどれだけ準備できるかが勝敗を分ける。しっかり最後まで勝ち切れるようにやりたい」と過去の成績に囚われず全力プレーで頂点を目指す。

ライスボウルはこれまで、「学生王者対社会人王者」という対戦形式だったが、今年度から社会人リーグ「Xリーグ」が王座をかけて戦う形式に変更された。装い新たになった頂上決戦で、王座に就くのは富士通か。それともパナソニックか。来年1月3日15時に戦いの火ぶたが切られる。

プルデンシャル生命杯 第75回ライスボウル(特設サイト)