ニュース

コーンロウで個性を表現 オール三菱ライオンズチアリーダー

2022年05月25日(水) 11:00

試合前にポーズを決めるライオンズチアリーダーのメンバー。前列左からMISAKIさん、HIKARIさん、AIRIさん、 HISAEさん、 NATSUMIさん; 後列左からMINAさん、 MANAMIさん、 ASAMIさん、 AOIさん、 MAHOさん、 KARINさん

X1 Superの春季交流戦が開幕した22日、晴天に恵まれた富士通スタジアム川崎には半数以上がルーキーというライオンズリアリーダーの姿があった。

一昨年はコロナ禍のため、スポンサーの意向でオール三菱ライオンズはシーズンを全休。昨年も第4節まで出場辞退を余儀なくされた。試合がなければチーム専属であるチアリーダーも出番がなく、選手同様フィールドに立てない時期を過ごしてきた。

「(今日の試合は)とても楽しみにしていました。コロナ禍で練習も思うようにできず、試合もあったり、なかったりでしたから。お客様と顔を合わせてパフォーマンスできるということは当たり前のことじゃないということをかみしめて、サイドラインに立てることにありがとうございますと思いながら、これからはしっかり練習をして、試合もしっかりできると思います」と語るのはキャプテンのAOIさんだ。

試合に出られない期間も週2回のオンライン活動は欠かさなかった。バイスキャプテンのMISAKIさんは「筋トレや基礎体力が中心で試合には出られないんですけれども、必ず顔合わせる時間を作って活動していました」と言う。

ライオンズチアリーダーの練習は週2回。水曜日の19時から2時間、日曜日の9時から12時までだ。それ以外にもチームで「日課」と呼んでいる毎日10分の筋トレが課されているそうだ。毎日「『日課が終わりました!』という報告が入るんです」とMISAKIさんは笑う。ライオンズに限ったことではないが、チアリーダーたちが試合を盛り上げるパフォーマンスを完璧にこなすためには普段からの努力が不可欠なのだ。

この日のライオンズチアでひときわ目を引いたのがそのヘアスタイルだ。髪を細かく編み込む「コーンロウ」を施したチアが3人いて、パフォーマンスに彩を添えていた。そのなかの一人であるバイスキャプテンのAIRIさん(中段写真中央)はハートをあしらったコーンロウ(下段写真)で、その手の込みように今季初のチアリーディングにかける意気込みがうかがわれた。

「今朝8時に美容院に行ってコーンロウにプラスして髪を巻いてもらいました。とても上手な専門の方がいるので45分でやってくれました」とAIRIさん。これだけ凝ったものなら何日も楽しめるだろうと思いきや、「明日は仕事なので(笑)」(AIRIさん)その日のうちには解いてしまうのだそうだ。

ライオンズチアは「カッコよくて元気でパワフル」で、スタンツなど力強いパフォーマンスをしながらメンバー一人ひとりの個性を重視するのがコンセプトなのだそうだ。髪型にもそれが表れており、コーンロウもその一つだ。ただし、大事な試合では「全員がコーンロウ」とか「ライオンズカラー(ネイビー、ゴールド)のエクステを入れる」など統一テーマを設ける場合もある。試合に対する気合の入れ方はライオンズの選手に優るとも劣らない。

例年は3人ほどだという新人が今年は6人加わった。22日のパフォーマンスは昨年までのベテランが5人でルーキーのほうが多かった。この日は都合で欠席だった1名を含む計12人が今年のスクワッドだ。

最後にキャプテンのAOIさんに今年の意気込みを聞いた。「X1 Superが12チームに編成されたので、気合を入れていかないと勝利がつかめないなと感じています。チアもさらにパワーアップして、先頭に立ってお客様がノッてくるような応援をしっかりやりたいです」

●関連リンク
ライオンズチアリーダーメンバー一覧
ライオンズCheer Blog
オール三菱ライオンズ公式サイト