【X1 Area第1節見どころ】いよいよ開幕! パイレーツ対アズワンは実力伯仲 昨季大健闘の警視庁は心機一転ブルザイズと対戦
2022年09月02日(金) 19:00X1 Areaが3日に開幕し、4日までの2日間にわたって計4試合が行われる。ここから11月末の第7節まで総当たりのリーグ戦を実施して順位を争う。各チームとも初戦を勝って弾みをつけたいところだ。
開幕戦の最注目カードは、PentaOceanパイレーツ対アズワンブラックイーグルス(4日、王子スタジアム、15時キックオフ予定)。昨季X1 Area5位と同6位の対決だけに、実力が拮抗している。両チームの対決は昨年、一昨年となかったが、2019年秋季リーグ戦ではパイレーツが13対10で接戦を制した。もちろんそこから両チームとも戦力が大幅に変わっているので、今季はどんな結果になるか楽しみだ。パイレーツはクオーターバック(QB)西澤凌介を中心としたパス攻撃、対するアズワンはランニングバック(RB)坂井佑史郎(上段写真)を軸とした地上戦に注目したい。
昨季のX1 Areaで昇格まであと一歩の5位と大健闘した警視庁イーグルスは、チーム名称を変更して心機一転の品川CC ブルザイズと対戦。主将のディフェンスバック(DB)島貫允登(下段写真)は昨秋のインターセプト王でラインバッカー(LB)山口達也もビッグプレー能力を秘めており、攻撃的なディフェンスからリズムを作るスタイルには定評がある。オフェンスでは、パワフルな地上戦にパス攻撃を効果的に混ぜてテンポあるオフェンスを展開したい。対するブルザイズは、警視庁と対戦した今年の春季交流戦で前半を10点リードで折り返したように、スタートから全力でぶつかり相手を慌てさせたいところだ。
昨季8位の電通キャタピラーズは、同10位の富士フィルムミネルヴァAFCとマッチアップ。今季のX1 Areaでは唯一の外国籍QBを登録しているチームで、司令塔の柴崎哲平(オービックシーガルズへ移籍)が抜けた穴を埋めることが期待される。一方の富士フィルムは昨季、1勝(5敗)に終わるも警視庁やパイレーツとは互角の戦いをしつつ、3敗は昇格したチーム相手のもの。十分に戦える戦力であることを証明しているだけに、元早稲田大学監督の朝倉孝雄氏をヘッドコーチに招聘した今季は、本気でX1 Super昇格を目指す。
名古屋サイクロンズは、X2から昇格した三菱商事Club TRIAXと顔を合わせる。ワイドレシーバー(WR)坂本アントニーマウネディ(富士通フロンティアーズへ移籍)が抜けたチームは、現有戦力でエースレシーバーの穴を埋め、開幕5連敗を喫した昨季の二の舞にならないように今年は開幕からエンジン全開で挑みたい。三菱商事は、まずは新しいステージでの1勝を狙う。