【X1 Super第3節の見どころ】鉄壁守備のパナソニックに挑むアサヒビールオフェンス　注目のX1 Super初対決

いよいよ第3節に入るX1 Superは2日目（9日）の第一試合に正午から神戸市王子スタジアムで、パナソニック インパルスとアサヒビールシルバースターが対戦する。両チームの対戦はX1 Superとなってからは初めてだ。

今季リーグここまでの両チームの成績はパナソニック2戦が2勝、アサヒビールは1勝1敗。日本一奪還を目指すパナソニックは今年も強力ディフェンスが健在だ。初戦のノジマ相模原ライズ戦では随所にビッグプレーが生まれ、苦しい戦いながらもライズを1タッチダウンと1フィールドゴールによる得点に抑えた。また、続く第2節の胎内ディアーズ戦でも1タッチダウンしか与えなかった。

オフェンスは新加入の長身クオーターバック（QB）ジェイロン・ヘンダーソンとレシーバー陣のパスコンビネーションが試合ごとに整いつつあり、破壊力が増している。定評のあるランニングバック（RB）陣もエースのミッチェルビクタージャモーを中心に立川玄明、牧田圭祐らが力強い走りをみせる。

対するアサヒビールは、2018年のプレーオフで苦杯を舐めさせられたオール三菱ライオンズを24-14で圧倒。危なげなく雪辱を果たし、今年のX1 Super昇格組で勝利一番乗りを達成した。続くノジマ相模原戦ではランプレーが不発に終わり、21-31で惜しいゲームを落とした。

オフェンスでは新戦力のQBジミー・ロックレイのクオーターバッキングに注目だ。長身WR林雄太らレシーバー陣とのホットラインに期待がかかる。またランプレーの中心選手RB川村洋志は２試合連続でタッチダウンを奪い得点源として活躍しているだけにこの試合での活躍が勝負を左右する。

試合は３連勝を目指すパナソニックの優位は揺るがない。パナソニックとしては、持ち前の強力守備陣でアサヒビールの攻撃を封じ込み、QBヘンダーソンのパスと地上戦の要RBミッチェルの威力のあるランで得点を重ねていきたい。

一方のアサヒビールはランプレーを中心にタイムコントロールして先制点を奪い、守備陣が粘り強くパナソニックの攻撃を防ぎきり、ロースコアゲームに持ち込んで勝機を見出したいところだ。