【X1 Superの見どころ】otonari福岡SUNSの空中戦とエレコム神戸ファイニーズの地上戦が激突

X1 Super秋季リーグ戦第3節は8日の14時より神戸市王子スタジアムにて、otonari福岡SUNSとエレコム神戸ファイニーズによる試合が開催される。

otonari福岡SUNSはこれまで、オービックシーガルズ、富士通フロンティアーズと昨年度リーグ戦上位チームと戦ったが、折悪しくいまだ勝利をあげられていない。前節の富士通戦では、攻守両方で得点を入れられてしまう場面もあり、苦戦を強いられたが、攻撃の要を担うクオーターバック（QB）西山雄斗が３つのタッチダウンパスを決めた。

ワイドレシーバー（WR）横山海マクスウェルはタッチダウンのみならず、得点圏につながる40ヤードのパスキャッチを成功させており、このホットラインによる空中戦は今節の勝敗のカギを握るだろう。

一方、エレコム神戸はアサヒ飲料クラブチャレンジャーズとの初戦に1タッチダウン差で勝利し、オービックシーガルズとの前節の試合では接戦の末、14対14の同点で終えた。前半無得点となったが、オフェンスを中心に展開を作り、試合残り7秒で同点へと導いたQBデイビッド・ピンデルからWR内田大喜へのタッチダウンパスは第2節の最高プレーにも選ばれており、観客を沸かせた。

総獲得ヤード数や攻撃時間は勝利に手が届くほどのスタッツで、司令塔のピンデルはもちろん、ベテランランニングバック（RB）白神有貴や若手の中でも特に時本昌樹ヘッドコーチからの期待が大きいRB前田公昭によるラッシングに注目が集まる。

秋季リーグも中盤に差し掛かり、一戦一戦の勝利が重要となる。第3節の勝利をつかむのは、初白星獲得を目指すotonari福岡か。それとも僅差の試合を経験し勢いが増すエレコム神戸か。熱い戦いが今節も待っている。