【X1 Super第4節の見どころ】otonari福岡SUNSと東京ガスクリエイターズが今季初勝利を目指して対決
2022年10月21日(金) 12:00X1 Super第4節の最終戦は大阪府吹田市の万博記念競技場で、otonari福岡SUNSと東京ガスクリエイターズが対戦する。ともにここまで勝ち星に恵まれず、苦しい戦いが続いている。順位決定戦を回避してディビジョン上位4チームが出場するライスボウルトーナメントへ望みをつなぐために負けられない一戦だ。
otonari福岡は序盤から点差を広げられてキャッチアップを強いられる試合が多い。クオーターバック(QB)西山雄斗(上段写真左)はパス獲得距離こそ741ヤードでX1 Super2位の成績だが、これは点差を縮めるためにパス偏重にならざるを得ないためだ。しかし、横山海マクスウェルや伊藤嵩人、小川悠太、南本剛志といったワイドレシーバー(WR)陣の能力を最大に活かすにはパス攻撃が有効だろう。前節のエレコム神戸戦は西山から小川へのパスで先制したが、常に先手を打つように点を重ねられる試合に持ち込めばランも絡めたバランスアタックが展開できる。
東京ガスは前節でオービックシーガルズをあと一歩まで苦しめたが、惜敗。2試合連続で第4クオーター終盤に涙を呑んだ。注目したいのはランニングバック(RB)森分優人(下段写真左)のランだ。第2節のアサヒ飲料戦では144ヤードラッシュで2タッチダウンをあげ、オービック戦でもチーム最多の68ヤードを走った。中央突破力があり、確実なゲインが期待できる新人だ。
ディフェンスはディフェンスライン(DL)マット・マクレランとラインバッカー(LB)カウラナ・アペル、赤倉航希が好調だ。前節でマクレランのパスラッシュがきっかけで生まれたアペルのインターセプトリターンタッチダウンは第3節のPlay of the Weekに選ばれ、赤倉は5タックル、1インターセプト、1パスディフェンス、1ファンブルフォースの活躍でディフェンスのMVPに輝いた。otonari福岡のパスオフェンスとのマッチアップは楽しみだ。