【X1 Super第5節の見どころ】プレーオフ進出チャンス残る東京ガスがエレコム神戸と命運かけた一戦
2022年11月04日(金) 11:002022年のX1 Super秋季リーグ第5節は6日、東京ガスクリエイターズとエレコム神戸ファイニーズが横浜スタジアムで対戦する。プレーオフ進出がかかる東京ガスと、すでにプレーオフ進出を決めているもディビジョンB2位通過の可能性が残るエレコム神戸との一戦は、激戦になること間違いない。
プレーオフ進出チャンスが残る東京ガスは、エレコム神戸に勝って、4位アサヒ飲料クラブチャレンジャーズがotonari福岡SUNSに引き分け以下だとディビジョンB最後のプレーオフ枠を獲得する。仮に負けても、otonari福岡が6点差以内でアサヒ飲料に勝てば、東京ガスはプレーオフの切符を手にする。東京ガスのプレーオフ進出は他チームの結果次第だが、ここは是が非でも勝利して吉報を待ちたい。
開幕3連敗を喫していた東京ガスは、前節でようやく今シーズン初勝利を挙げた。エースクオーターバック(QB)リース・フォイを欠く中、若林駿太がきっちりと代役を務めた。最終節にリースが復帰するか未定だが、仮に不在でもリーグ4位のラッシングヤード(263)を記録するランニングバック(RB)森分優人らを中心に地上戦をメインとしたゲームプランで根気よく攻めたい。また、守備ではタックルリーダーでもありインターセプトもリーグトップのラインバッカー(LB)赤倉航希(上段写真)を軸にアグレッシブな守備で無用な失点を防ぎ、ロースコアゲームに持ち込みたいところだ。
一方、前節の富士通フロンティアーズ戦で今季初めて土がついたエレコム神戸。すでにディビジョン3位以上での通過が決まっているものの、勝ってプレーオフに弾みをつけたい。オフェンスは、QBデイビッド・ピンデル(下段写真)がワイドレシーバー(WR)デビン・フェルプスとのコンビで着実にヤードを稼ぎ、最後はWR内田大喜へのパスで仕留めるのが主な得点パターンだ。計16ヤードに終わった前節のようにランが封じられると厳しい戦いになるので、白神有貴、秋元ミンジェ、前田公昭ら精鋭揃いのRB陣の出来がカギを握りそうだ。
エレコム神戸のディフェンスは、ランパス共に強固だ。アイゼアー・ピエールとブランドン・マッキンニーのディフェンスバック(DB)コンビはともにX1 Superトップタイの2インターセプトをマークと空中戦に強い。ラン守備では、第2節で強豪オービックシーガルズをわずか58ヤードに封じる気合の守りを見せた。東京ガスはラン主体で攻めてくることが予想されるだけに、体を張ったディフェンスで簡単に突破を許さないようにしたい。エレコム神戸はこの試合に勝って、オービックが富士通に敗れれば総得失点差で2位通過の見込みがあるので、一つでも上の順位でプレーオフに挑みたい。