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【X1 Super】アサヒビールがディアーズとの直接対決制してライスボウルトーナメントの最終切符をゲット!

2022年11月06日(日) 21:49

X1 Superレギュラーシーズン最終節は6日、アサヒビールシルバースターと胎内ディアーズが横浜スタジアムで対戦した。勝てばプレーオフ進出、負ければ順位決定戦に回るというお互いに重要な一戦は、アサヒビールが10対7で接戦を制した。この結果、2勝3敗で勝ち点6に伸ばしたアサヒビールがDivision A4位となり、8チームが駒を進めるライスボウルトーナメントの最後の枠に滑り込んだ。一方、敗れたディアーズは1勝5敗の同ディビジョンA5位で順位決定戦に進むことになった。

照明に灯がともり行われたこの日の横浜スタジアムでの3試合目。勝敗に雲泥の差がある試合は、引き分け以上ならディビジョン4位が決まるアサヒビールがファーストドライブで先制点を挙げた。クオーターバック(QB)ジミー・ロックレイは自陣27ヤードからスタートした攻撃で、自身のパスやランニングバック(RB)川村洋志のランなどを駆使して着実に前進。ゴール前2ヤードまで進むと、この日息の合ったプレーを見せていたワイドレシーバー(WR)林雄大へタッチダウンパスをヒットさせた。

対するディアーズは、立ち上がりから2シリーズ連続でスリー&アウトに終わっていたが、第2クオーターに相手フィールドゴール失敗で得た攻撃をようやく得点に結びつけた。QB加藤翔平が自陣20ヤードからのオフェンスシリーズを冷静に指揮して着実に歩を進める。最後は、34歳の司令塔が気迫のダイブでエンドゾーン内に飛び込み、試合を振り出しに戻した。

その後はパントの応酬でこう着状態が続いたが、アサヒビールは最終クオーターに得点機を得る。自陣14ヤードから始まったドライブでは、QBロックレイがWR林へ2本のロングパスを通して一気に敵陣まで侵攻。そこからQBロックレイが川村や久保村光へのスクリーンパスで確実にヤードを稼ぎ、ゴール前1ヤードへ。引き分けでもライスボウルトーナメントへ進めるアサヒビールは、ディアーズの残り1回のタイムアウトを消費させるために、第3ダウンでニーダウンを敢行。予定通り相手のタイムアウトを使わせると、梅垣光理が22ヤードフィールドゴールをきっちりと沈めて勝ち越しに成功した。

勝つしかプレーオフへの道はないディアーズは、最後の望みをかけて自陣29ヤードから攻撃をスタート。しかし、アサヒビールは、ディフェンスバック(DB)長嶋祐輔がディアーズQB加藤の投じたパスをインターセプトして、相手の攻撃の息の根を止めた。