【X1 Area】残り10秒でのTDパス炸裂で富士フイルムが劇的逆転勝利 名古屋は入替戦へ
2022年11月26日(土) 19:00X1 Area第7節(最終節)の初戦は26日、愛知県岡崎市の龍北スタジアムで行なわれ、最終1分間の目まぐるしい攻防の末に富士フイルムミネルヴァAFCがホームの名古屋サイクロンズを24対21で破った。勝った富士フイルムは5勝2敗でシーズンを終了した。
一方の名古屋は2勝5敗で、27日の他試合の結果次第で順位が6位または7位となる。X1 Area 6~8位のチームはX2の各地区優勝チームとの入替戦に出場する。ただし、X2の各地区優勝チームのうち昇格条件がそろわないチームは入替戦に出場できないため、その場合は6位チームから順に入替戦を回避できる。
名古屋は地元ファンの大きな声援に後押しされて、第2クオーター中盤までにクオーターバック(QB)神谷壮哉からワイドレシーバー(WR) 河上遼へのタッチダウンパスや相手のパントリターンのファンブルをエンドゾーン内で抑えた菊地拓郎のファンブルリカバータッチダウンなどで14-3とリードを奪った。
しかし、富士フイルムは第2クオーター終盤のQB鈴木貴史と第3クオーターのランニングバック(RB)堀大機による二つのタッチダウンランで逆転に成功、富士フイルムリードのまま第4クオーター終盤を迎えた。
試合時間残り4分1秒、自陣18ヤードからオフェンスをスタートさせた名古屋はRB畑中星哉やQB神谷のランなどで敵陣に進入。第4ダウン10ヤードの場面では神谷がWR平出敬太郎に14ヤードのパスを成功させてドライブを継続した。そして、最後は神谷と平出のコンビネーションで5ヤードタッチダウンパスを成功させて、試合時間残り48秒で21-17と試合をひっくり返す。
4点差を追う富士フイルムは鈴木の3連続パスが決まって敵陣32ヤードまで進む。最後は鈴木が左サイドライン際をめがけて投げたロングパスをWR安達絹心がキャッチし、タックルを外しながらエンドゾーンに飛び込んで逆転の32ヤードタッチダウンパスを決めた。
この試合に勝って入替戦を回避へ望みをつなぎたい名古屋は残り10秒からオフェンスを展開するが、ファーストダウンのパスがインターセプトされて試合終了となった。
【X1 AreaとX2の入替戦について】
・X1 Areaからは順位の6~8位が出場します。
・X2からは各地区優勝チームが出場します。ただし、優勝チームは昇格条件を満たしていることが入替戦出場の必須条件となります。
※X2の各地区優勝チームのうち、昇格条件を満たすチームが2チームの場合、X1 Area 6位は入替戦を回避し、7~8位チームが出場
※X2の各地区優勝チームのうち、昇格条件を満たすチームが1チームの場合、X1 Area 6~7位は入替戦を回避し、8位チームが出場
・組み合わせは、東日本地域同士西日本地域同士の対戦とします。東日本地域同士の対戦カードは、X2 EASTとX2 CENTRALの勝ち点を優先とし、勝ち点が同数の場合は抽選とします。
※ただし、X2入替戦出場チームが2チームまたは1チームの場合は対戦カードは抽選とする
※X1 Areaと X2がいずれも東日本地域および西日本地域から1チームずつ出場の場合は同地域対戦とする