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【交流戦】ブルザイズ、攻撃的なディフェンスでTRIAX下し春季初勝利

2023年06月03日(土) 17:47

X1 Areaは3日、品川CCブルザイズと三菱商事Club TRIAXによる交流戦が富士通スタジアム川崎で実施された。春シーズン初勝利を目指すチーム同士の戦いは、攻撃的なディフェンスから得点につなげたブルザイズが、19対10で勝利した。


Jr. パールボウルトーナメント1回戦で敗退し、前節から巻き返しを図るチーム同士の対戦。立ち上がりにフィールドゴールで先制を許したブルザイズだったが、第1クオーター終盤に見事なパントブロックからボールをリカバーして攻撃権を奪取。この敵陣13ヤードからの絶好の得点機をクオーターバック(QB)川島渚の9ヤードタッチダウンランにつなげて逆転に成功した。


これで勢いに乗ったブルザイズは、続くTRIAXのドライブでラインバッカー(LB)木村幸生が矢のように突き刺さる鋭いサックを相手QBに浴びせてファンブルを誘発。こぼれたボールをリカバーしたディフェンスライン(DL)住谷優太がそのままエンドゾーンに運んだ。

この日のブルザイズはディフェンスが絶好調。前半終了間際のTRIAX陣20ヤード付近で、LB村澤大樹が鋭い出足でTRIAXの司令塔に襲い掛かると、TRIAXのQB中山文太はたまらずファンブル。フィールドを転々としたボールは、TRIAXサイドのエンドゾーンを割ってセイフティとなり、ブルザイズが2点を加点した。


後半に入ると、TRIAXがランパスオプションからQB滝川遼太郎がキープしてタッチダウン。ようやくこの試合初めてのタッチダウンで反撃の狼煙を上げた。

6点差に詰め寄られたブルザイズも気合の入った守備でTRIAXに得点を与えず、時間は刻々と過ぎてゆく。そしてブルザイズは、試合時間残り1分52秒から始まったTRIAXの攻撃も、キャプテンのLB森下佑哉がインターセプトでストップ。最後は、関西学院大学出身のルーキー福井柊羽が41ヤードフィールドゴールをきっちりと沈めて、ブルザイズは有終の美を飾った。