【X1 Super第3節の見どころ】今季唯一の王子開催試合はアサヒ飲料チャレンジャーズのオフェンス対オービックシーガルズのディフェンスのマッチアップ
2023年10月06日(金) 16:00
【X1 Superトップの256ヤードレシーブを記録しているアサヒ飲料クラブチャレンジャーズWRブギー・ナイト】
X1 Super第3節、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ対オービックシーガルズの一戦は、10月9日（月・祝）スポーツの日に行われる。ともに開幕2連勝の後に臨む3戦めで、昨年は35‐17でオービックが勝利した。今年はどんな試合になるのか。
アサヒ飲料は、開幕節の東京ガスクリエイターズとの対戦で17‐13で辛くも逆転勝ち。しかし、前節の電通キャタピラーズ戦では49‐13と大勝し、オービックとの全勝対決を迎える。クオーターバック（QB）ギャレット・サフロンの精度の高いパスが目立ち、ワイドレシーバー（WR）ブギー・ナイトや阿部拓朗が確実な捕球で応える。一方でサフロン自身のランや、ランニングバック（RB）川淵将紀、そして今年新加入の清水大和もランでヤードを稼ぐことができる。
【レシーバーをタックルするオービックシーガルズDB小椋拓海（右）】
対するオービックは、今季の2戦ともディフェンスが強力だった。初戦の電通戦でQBサックを見せたディフェンスライン（DL）板敷勁至や、ラインバッカー（LB）繁治亮依、そしてディフェンスバック（DB）小椋拓海など、相手にとって高い壁になる選手が揃う。この3選手はいずれも関西学院大学出身。年齢も近く、長く一緒にプレーするメンバーだ。アサヒ飲料と対戦する試合会場は兵庫県の神戸市王子スタジアム。言わずと知れた関西学生アメリカンフットボールリーグの主会場である。彼らにとっては、走り慣れたフィールドだ。関西に帰ってきて、このスタジアムでの活躍を、地元のファンに見せたいところだ。
アサヒ飲料のオフェンスが、オービックの強力ディフェンスをどう破っていくかに注目が集まる。天気予報では当日は雨が予想されており、そうなるとアサヒ飲料がパスをどこまで投げられるか。ラン中心のオフェンスに切り替えたとき、今度はそれにオービックのディフェンスがどう対応するかも興味深い。