【グリーンボウル】パナソニックが残り1分のタッチダウンパスで逆転勝利 グリーンボウル2連勝
2024年05月19日(日) 19:22
グリーンボウル第2戦は19日、小雨が降りしきる中、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで、パナソニック インパルスとエレコム神戸ファイニーズが対戦した。第4クオーター終盤までエレコム神戸がリードする展開だったが、試合時間残り1分でパナソニックが逆転のタッチダウンパスを成功させて、24対20で勝利を収めた。
エレコム神戸は第1クオーター、ファーストシリーズのオフェンスをクオーターバック(QB)デイビッド・ピンデルがパスを中心に展開した。ファーストダウンを5回更新してドライブを続け、最後は自らのキープランで先制のタッチダウンをあげた。第2クオーター開始早々にはキッカー(K)谷川堅斗が35ヤードフィールドゴールを決めて、10‐0とパナソニックから2ポゼッションのリードを奪うことに成功する。
追うパナソニックはK佐伯眞太朗が第2クオーターの3分過ぎに47ヤードのロングフィールドゴールを決めて7点差とする。しかし、エレコム神戸は強力攻撃ラインが壁を作り、ランとパスを確実に成功させていく。そして、同クオーター7分42秒にQBピンデルからワイドレシーバー(WR)内田大喜への18ヤードタッチダウンパスが通って、17‐3とリードを再び広げた。
パナソニックはQBを新人の小林宏充に交代して攻撃の建て直しを図る。これが功を奏して前半残り1分30秒でWR桑田理介への64ヤードタッチダウンパスが決まり、7点差に迫って前半を折り返した。
後半に入ってもエレコム神戸の攻撃はパナソニック守備を圧倒する。第3クオーターの8分28秒、K谷川堅斗が30ヤードのフィールドゴール成功で 20-10と点差を広げ、試合は最終クオーターを迎える。
10点差を追うパナソニックはゴール前1ヤードからの攻撃でフォースダウンギャンブルを選択。ランニングバック(RB)牧田圭祐がエンドゾーンに飛び込んでタッチダウンとし、3点差。さらに敵陣47ヤードからの攻撃でQB小林からWR大塩良至へのパスがヒットし敵陣28ヤードへ。さらに試合残り時間1分、相手ディフェンスバック(DB)を振り切ってエンドゾーン右隅に侵入したWR桑田への21ヤードのパスが成功して24‐20とついに逆転する。パナソニックがこの試合でリードしたのはこれが初めてだったが、最後は守備陣がエレコム神戸の再逆転の望みをかけた攻撃を抑えて逃げ切った。