【グリーンボウル】攻守好調のSEKISUIが終始試合をコントロールしてエレコム神戸に勝利

【パスを投げるSEKISUIチャレンジャーズQBギャレット・サフロン　 ©X LEAGUE】

グリーンボウル第3日は8日正午から、快晴のもと兵庫県神戸市灘区の王子スタジアムでエレコム神戸ファイニーズとSEKISUIチャレンジャーズが対戦した。攻守ともに積極的なキレのあるプレーを展開したSEKISUIが一度もリードを許さず28‐21で勝利をおさめた。

開始早々からSEKISUIのクオーターバック（QB）ギャレット・サフロンのパスが好調で、最初のドライブこそインターセプトで終わったがその後は2つのドライブを連続してタッチダウンを奪った。エレコム神戸もQBデイビット・ピンデルのパスで陣地を進め、ワイドレシーバー（WR）内田大喜への24ヤードタッチダウンパスで追撃。その後、両チームともひとつずつタッチダウンを取り合い、前半を21‐14とSEKISUIがリードして終える。

【2TDランと109ヤードラッシュを記録したSEKISUI新RB遠藤集（中央）　 ©X LEAGUE】

後半に入り、SEKISUIは自陣24ヤードからの後半最初のオフェンスシリーズでファーストダウンを6度更新しながらボールを進め、最後は今季から加入したランニングバック（RB）遠藤集が中央突破して5ヤードのタッチダウンランを決めた。

SEKISUIが2ポゼッションのリードを保ったまま最終クオーターに入ると、3分27秒にSEKISUIのQBサフロンが右に放ったパスをブリッツに入ったエレコム神戸の長身ディフェンスバック（DB）小林龍斗がパスカットして自らキャッチ。そのままエンドゾーンまで45ヤードを走り切ってインターセプトリターンタッチダウンを奪い、7点差に迫る。

【ディフェンダーのタックルを受けるエレコム神戸ファイニーズRB白神有貴（右） ©X LEAGUE】

試合残り時間が3分49秒を差したところで自陣49ヤードの好位置から攻撃を展開したエレコム神戸だったが、ホールディングの反則やSEKISUI守備陣の激しいタックルに遭ってオフェンスを進めることができずに試合終了となった。

グリーンボウルの戦績はパナソニック インパルスが2勝0敗、SEKISUIが1勝1敗、エレコム神戸は0勝2敗だった。