【X1 Super第1節の見どころ】新システムと新たな挑戦が交錯する初戦 ノジマ相模原 vs. OrientalBio

【脚力もあるノジマ相模原ライズQBカート・パランデック（右）　 ©X LEAGUE】

X1 Superの第1戦は9月1日、ノジマ相模原ライズ対OrientalBioシルバースターのCENTRALディビジョン内対決が富士通スタジアム川崎で行われる。

ノジマ相模原は、城ケ滝一朗ヘッドコーチ（HC）体制3年目を迎え、チームが成熟期に入った。クオーターバック（QB）カート・パランデックも3年目でチームにフィットし、オフェンスの核となっている。さらに、関西学院大学から衣笠吉彦、アリゾナ大学出身のテイ・カニンガムという2人のロングターゲットが加わり、これまでショートパスとラン攻撃で堅実に進めていたオフェンスに多様性が生まれた。また、ディフェンスもシステムを変更し、CFLグローバルドラフト指名候補だったディフェンスライン（DL）の斎川尚之を新たに迎え入れて強化した。さらに、3人のキッカーを登録し、キッキングゲームにも抜かりがない。

【新QBとのコンビネーションが楽しみなOrientalBioシルバースターWRデビン・フェルプス　 ©X LEAGUE】

一方、OrientalBioはチーム名を変更し、新たなシーズンに挑む。有馬隼人HCは今季の目標にライスボウルトーナメントでの1勝を掲げ、その達成の鍵となるのが新加入のQBダリウス・サンプルと身長193センチの長身DLニコラス・ラビーだ。特に、2年目のワイドレシーバー（WR）デビン・フェルプスとサンプルの連携が深まれば、強力な武器となるだろう。

両チームは2022年シーズンの第2節で対戦し、ノジマ相模原が31対21で勝利したが、前半はほぼ互角の戦いだった。このような接戦の展開が、今季の開幕戦でも繰り広げられるのか、期待が高まる。新戦力を得た両チームがどのようなプレーを見せるか注目だ。