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【X1 Area】アズワンがJ-STARSに春の雪辱 4TDで開幕戦勝利

2024年09月07日(土) 19:32

【アズワンブラックイーグルスの先制TDパスキャッチをするWR嶋田耕太  ©X LEAGUE】

X1 Area秋季リーグ戦開幕節のWESTディビジョンの試合が7日、神戸市王子スタジアムで行われ、アズワンブラックイーグルスがTRIAXIS J‐STARSを終始圧倒して28対17で初戦勝利をおさめた。

「今年7月の練習から選手全員に『開幕戦は勝つ。それも攻撃はファーストシリーズで絶対に得点する』と口が酸っぱくなるほど言ってきた」と、アズワンの加納友輔ヘッドコーチが話した通りの試合が展開された。

J-STARSの攻撃を止めた後、自陣36ヤードから攻撃を開始したアズワンは、相手の連続ペナルティなどで敵陣31ヤードまで難なく進む。そしてワイドレシーバー(WR)横山公則の左オープンランで敵陣19ヤードにボールを運ぶと、クオーターバック(QB)滝藤雅貴から右サイドを走るWR嶋田耕太へのタッチダウンパスが決まり先制点を奪った。

【インターセプトリターンするアズワンLB秦広有記  ©X LEAGUE】

第2クオーターにはラインバッカー(LB)秦広有記が、J-STARSのQB馬庭功平が投げたパスをジャンプしてインターセプト。そのままエンドゾーンに駆け込みタッチダウンし、14-0とする。

後半に入り、第3クオーターの2分29秒にはQB滝藤からディフェンスバック(DB)を振り切ってエンドゾーンに走りこむキャプテンのWR木下敬士へ30ヤードのロングパスでタッチダウンが決まり、21-0斗点差を広げた。

追うJ-STARSは、ディフェンスライン(DL)鳥越拓真が滝藤のパスを弾き、浮いたボールをDB森田光一がインターセプト。ここから6プレー目にQB馬庭からWR廣吉賢へのパスで秋季リーグ戦初のタッチダウンを記録した。

しかし、アズワンはその直後のキックオフをリターナーの川畑一輝が92ヤードを一気にエンドゾーンまでリターン。ふたたび3本差とする。
【TRIAXIS J-STARSの先発QB馬庭功平  ©X LEAGUE】

J-STARSは第4クオーター残り1分4秒にランニングバック(RB)阿部良平が7ヤードを走って、タッチダウン。さらに試合残り7秒にもキッカー(K)油怜央が20ヤードフィールドゴールを決めて計17得点としたものの逆転にはつながらなかった。

J-STARSは攻撃獲得距離では、アズワンを120ヤード近く上回りながら、インターセプトやファンブルなどのミスが多く大事な初戦を落とすことになった。