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【X1 Area週間MVP】X1 Area初勝利のJ-STARSが2部門で受賞 電通QBエリスは2週連続のオフェンスMVP

2024年09月27日(金) 18:00

X1 Areaの第2節は9月14日(土)、16日(月・祝)、23日(月・祝)の3日間にわたって全5試合が行われました。WESTディビジョンでは今年からX1 Areaに昇格して春に旋風を巻き起こしたTRIAXIS J-STARSが古参の名古屋サイクロンズを逆転で破り、X1 Areaでの初勝利をあげました。後半に入ってリードが激しく入れ替わった好ゲームを制したJ-STARSはディフェンスとスペシャルチームの2部門でそれぞれ初受賞。オフェンスは品川CC ブルザイズとの試合で6つのタッチダウンパスを成功させたクオーターバック(QB)アーロン・エリス選手が開幕節に続いて2週連続の受賞、Play of the Weekはエリスと新たなホットラインを形成するワイドレシーバー(WR)ラボン・ジョンソン選手との間で生まれたロングパスによるタッチダウンプレーが選ばれました。

<Offensive Player of the Week>
QBアーロン・エリス(電通キャタピラーズ)
大量62点を挙げた電通はエリス選手のパスが冴えにさえました。ジョンソン選手、南賢人選手、小貫哲選手といったX1 Areaでも屈指のレシーバー陣に計6本のタッチダウンパスを投げ分けました。チームメートのジョンソン選手も3つのタッチダウンレセプションでオフェンスMVPの有力候補になりましたが、一人で6タッチダウンパスを成功させるという驚異的なパフォーマンスを見せたエリス選手がXリーグ解説員の票を最も多く獲得しました。

<Defensive Player of the Week>
LB森田光一(TRIAXIS J-STARS)
前半に2つのインターセプトを喫して名古屋にリードを奪われたJ-STARSでしたが、後半に2タッチダウンを決める反撃で逆転勝ちを収めました。その逆転劇を演出したのは辛抱強く名古屋の攻撃に耐えたディフェンスだと言えるでしょう。ディフェンスのファンブルフォースがJ-STARSのフィールドゴールによる得点を呼び込み、後半には名古屋の5回の攻撃のうち4回をパントまたはダウンによるターンオーバーで防ぎ切りました。そのディフェンスで最も多くのタックルを決めた森田選手が第2節のディフェンスMVPに輝きました。

<Special Teams Player of the Week>
KR芦田龍居(TRIAXIS J-STARS)
J-STARSの反撃のきっかけとなったのが第2クオーターの芦田選手の85ヤードのキックオフリターンタッチダウンでした。名古屋がこの試合2つ目のタッチダウンを決めて13‐0とリードした直後のキックオフでした。芦田選手のリターンタッチダウンで1ポゼッション差に迫ったJ-STARSはその後もフィールドゴール、タッチダウンランで連続得点をあげました。芦田選手は4回のキックオフリターンで平均44.5ヤードを記録。第3クオーターには決勝点となるタッチダウンをランで奪っています。

<Play of the Week>
QBアーロン・エリスからWRラボン・ジョンソンへの72ヤードTDパス(電通キャタピラーズ)
今季から電通に加入したWRジョンソン選手はこの試合で3つのタッチダウンパスキャッチを記録しました。26ヤード、72ヤード、16ヤードといういずれも見ごたえのあるパスキャッチで、まさに覚醒したという言葉がふさわしい活躍でした。チーム3年目のエリス選手とのホットライン形成が印象付けられたのが、第2クオーターに飛び出したこのビッグプレーです。今後、このホットラインがいくつのタッチダウンパスを生み出すのか楽しみです。

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<ゲームリポート>
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