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【X1 Area第6節の見どころ】いよいよ最終節、注目はEASTディビジョンの1位争い

2024年11月14日(木) 19:30

【電通キャタピラーズQBアーロン・エリス  ©X LEAGUE】

X1 Areaはいよいよ最終節に突入。16日と24日の2日間で計5試合が行われ、最終順位が決定する。特に注目すべきは、唯一1位が確定していないEASTディビジョンの争いだ。

EASTディビジョンは、1敗の電通キャタピラーズが単独首位に立ち、2敗の品川CC ブルザイズと警視庁イーグルスが追う白熱した展開となっている。最終節は電通と警視庁が対戦し、電通が勝てば1位となる。

しかし、警視庁が勝ち、ブルザイズもブルーサンダースに勝つと、2敗で3チームが並び、得失点差で順位が決定する。現状では、電通が有利となっているが、最後までどうなるか予想がつかない。

【警視庁イーグルスのエースRB伊藤碧(中央)  ©X LEAGUE】

電通が今季唯一の黒星を喫した相手が警視庁。第3節では警視庁の強固な守備の前にわずか9点に抑えられた。その翌節も自慢の攻撃陣が爆発しなかったが、第5節にはクオーターバック(QB)アーロン・エリスが2タッチダウンパスを投げ復調をアピールした。大一番ではエースQBの復活が不可欠だ。

対する警視庁は、第3節の再現を狙う。およそ1か月前の電通戦では、自慢のラン攻撃が機能し、鉄ぺきの守備も2インターセプトをマークした。1位がかかった重要な一戦でも、ロースコアゲームに持ち込み、電通のハイパーオフェンスを封じることが勝利への近道だ。

【 新人ながらリーディングラッシャーを狙う品川CC ブルザイズRB池田唯人 ©X LEAGUE】

ブルザイズは、前節の電通戦で痛い敗戦を喫したが、まだ1位になる可能性を残している。先に終了する電通対警視庁の結果次第ではあるにせよ、大量得点を奪って勝ちたい。リーグトップのラッシングヤードを記録しているランニングバック(RB)池田唯人にはリーディングラッシャーの期待がかかる。

今季から昇格したブルーサンダースは、X1 Area初勝利を目指して全力で勝ちにいきたい。目下リーグ2位のパッシングヤードを投げている米カレッジフットボールの名門UCLA出身のQBリー・ダイモンドに注目だ。

CENTRALディビジョンは、すでに1位を確定させた胎内DEERSが、無敗でのシーズンフィニッシュを狙う。対戦相手のPentaOceanパイレーツは、第3節で接戦の末に敗れた相手にリベンジを果たしたい。両チームは第3節で対戦し、最終クオーターまで勝負の行方が分からない白熱した展開の中、最後は胎内のランニングバック(RB)田頭建佑が決勝タッチダウンを決めた。胎内は第2節から4試合連続で130ヤード以上のランを記録しており、最終節も地上戦からリズムを作れるか。

【胎内DEERS DL宮崎陸(右) ©X LEAGUE】

対するパイレーツは、有終の美を飾ってシーズンを終えたい。守備は1試合平均8.8失点と一定の成績を挙げているだけに、オフェンスの奮闘が勝負の行方を左右するかもしれない。特に、前回の胎内戦で計25ヤードに封じられたラッシングオフェンスを機能させ、パス攻撃にもいい流れを呼び込みたい。

CENTRALディビジョンもう1試合は、BULLSフットボールクラブと三菱商事Club TRIAXが激突。TRIAXは前節で1位の可能性を逃したが、シーズン最終戦での勝利を目指し、来季へ繋げたい。BULLSは今季初勝利を狙う。

【パスキャッチの後ディフェンダーをかわす三菱商事Club TRIAX WR木俣達郎  ©X LEAGUE】

WESTディビジョンでは、アズワンブラックイーグルスが全勝でシーズンを終えられるかが注目だ。前回の対戦で快勝したものの、名古屋サイクロンズは前節で今季初勝利を挙げて勢いを増している。アズワンの完ぺきなシーズンか、それとも名古屋の意地の連勝か、目が離せない展開が期待される。

【QBサックするアズワンブラックイーグルスLB秦広有記(右)  ©X LEAGUE】