パナソニック強力オフェンスラインを日本一奪還までOL一筋11年目の眞田祥吾が引っ張る
2024年11月20日(水) 11:00
X1 Superレギュラーシーズン最終節で、パナソニック インパルスのディフェンス陣はノジマ相模原ライズにランプレーで117ヤード、パスで223ヤードの計340ヤードを許したものの、要所を締めてタッチダウンを与えずにフィールドゴール2本のみの6失点に抑えこんだ。逆にオフェンス陣はラン89ヤード、パス239ヤード、総獲得ヤードは328でノジマ相模原には12ヤード及ばなかったが、効率よく攻めてタッチダウン5本、フィールドゴール1本で計38点を奪い、圧勝でレギュラシーズンを全勝で終えた。
「今日の試合は前節の試合より成長が出来た。攻守蹴ともに試合前の目標を達成した。しかしここで止まらず、準々決勝(ライスボウルトーナメント)に向けてチームとしてもう一皮剥けて欲しい」と、チーム創部50周年記念として9年ぶりの日本一に返り咲きに前を向いた。
「日本一を狙うためにあと2試合やりたい。チームはまだまだ強くなるよう高めを望まなければならない。今日も試合を作ってくれたオフェンスライン(OL)がテンポの良いオフェンスを展開してくれたのが、チーム力を上げてくれるはず」と強力OLを称えた。
今年からOLのポジションリーダーを務める眞田祥吾は「11人いるOLは頼もしい奴ばかり。個性的だけど、みな仲良しでコミュニケーションをうまくとっている。だからポジションリーダーはみんなをまとめる苦労がいらないんです。それにみんな肉好きで焼肉屋とか居酒屋に行って活力とコミュニケーションを養っています」と言う。
「やはりOLは縁の下の力持ち。オフェンスみんなでタッチダウンをとった時が一番うれしいですね」と、リーグ戦最終節のノジマ相模原との試合で5つのタッチダウンを記録したことに胸を張る。今後の試合に話が及ぶと、「スタートからフィニッシュまで、これまで通り一戦一戦やりきる。どんな相手でもしっかり準備していきますよ」と、高校時代からいままで11年間OL一筋の184センチ、128キロの巨漢は、悲願の日本一に向けて忠実にプレーを実行していく。