【X1 Super】オービックがノジマ相模原との激戦を制しRBTセミファイナル一番乗り
2024年11月23日(土) 17:24
11月23日に開幕したライスボウルトーナメント(RBT)。クオーターファイナルでリーグ戦3位のオービックシーガルズが6位のノジマ相模原ライズを20対14で下し、セミファイナル進出を決めた。負けたら終わりの一発勝負にふさわしい、緊張感あふれる激戦だった。
試合序盤から両チームは気迫のこもったディフェンスを展開。そんな中、先にスコアを動かしたのはオービックだった。ノジマ相模原のファーストドライブを止めると、自陣からの攻撃でクオーターバック(QB)タイラー・クルカがワイドレシーバー(WR)渡邊ジャマールへ40ヤードのロングパスを通して敵陣深くまでボールを進める。最後はクルカが右サイドで待ち構えていたWR西村有斗に5ヤードのタッチダウンパスをヒット。トライフォーポイントのキックは失敗したものの、オービックが6対0でリードを奪った。
第2クオーターではノジマ相模原が反撃に出る。QBカート・パランデックがタッチダウンパスを決めると、トライフォーポイントのキックも成功し7対6と逆転。しかし、オービックは前半終了間際に再びクルカと渡邊ジャマールのホットラインがさく裂。タッチダウンとキックで13対7とリードを奪い返した。
後半に入るとオービックがさらに主導権を握る。第3クオーター、再びクルカと渡邊ジャマールのホットラインでこの日2つ目のタッチダウンを奪取。スコアを20対7と広げ、試合の流れを引き寄せた。
第4クオーターは両チームのディフェンスが踏ん張り、ターンオーバーが続く展開に。しかし試合残り3分を切ったところで、ノジマ相模原のQBパランデックがディフェンス登録のフィリップ・レッドワインへタッチダウンパスを通し、点差を6点に縮めた。
最後の攻撃権を握ったノジマ相模原は、残り2分からドライブを開始。QBパランデックが連続でパスを成功させ、逆転への期待が高まった。しかし、ここでオービックのディフェンスバック(DB)東方嘉永が値千金のインターセプトを決め、熱戦に終止符を打った。