【X1 Area週間MVP】移籍の名古屋QB西本が初選出 警視庁の税所は2部門で受賞
2025年09月29日(月) 18:008月30日(土)から9月23日(火・祝)にかけて行われたX1 Areaの2025年開幕節は昨季ディビジョン1位の電通キャタピラーズ、胎内DEERS、アズワンブラックイーグルスが順当に白星スタートを切る一方で、警視庁イーグルスが昨年2敗した品川CC ブルザイズに勝利。パイレーツも完封勝利でディフェンスの強さを見せました。昨季から接戦の続く名古屋サイクロンズ対TRIAXIS J-STARSは両者譲らずに引き分けとなり、2度目の対戦となる第4節の対戦が楽しみとなりました。開幕節の週間MVPはオフェンス部門が、移籍して名古屋の新QBとなった西本晟選手が3タッチダウンパスの活躍で初選出となり、ディフェンスはリターンタッチダウンひとつを含む2個のインターセプトを記録した胎内のDB中村航平選手が選ばれました。スペシャルチームとPlay of the Weekはいずれも警視庁のDB税所琢磨選手が選ばれ、存在感を示しました。
<Offensive Player of the Week>
QB西本晟 (名古屋サイクロンズ)
今季OrientalBioシルバースターから移籍した西本選手はJ-STARS戦に先発出場し、名古屋での初出場試合でいきなり3つのタッチダウンパスを成功させる好パフォーマンスを見せました。そのタッチダウンパスはWR河上遼選手に89ヤード、WR安藤温基選手に25ヤード、WR西拓海選手に73ヤードといずれもビッグプレー。名古屋でのお披露目となった試合は引き分けとなり、白星は次節以降に持ち越しとなりましたが、名刺代わりとしてはインパクトが強烈なデビュー戦となりました。
<Defensive Player of the Week>
DB中村航平(胎内DEERS)
ディフェンスに定評のあるDEERSは初戦のSAITAMA BULLSフットボールクラブ戦でも3つのインターセプトをあげて相手のオフェンスを封じ込めました。そのうちの2つを記録したのが中村選手です。最初のインターセプトは第3クオーターの最初のSAITAMA BULLSの攻撃で、タッチダウンを狙ったパスをエンドゾーン内でピックオフ。タッチバックとなって得点機を奪いました。2本目は第4クオーターに飛び出しました。ミッドフィールドでパスをインターセプトした中村選手はそのままエンドゾーンまで61ヤードを走り切ってタッチダウンとなりました。
<Special Teams Player of the Week>
DB税所琢磨(警視庁イーグルス)
本来はDBとして登録されている税所選手ですが、試合では攻守を問わず兼任で出場します。この開幕戦ではDBのほかパントリターナー、タッチダウン後のトライフォーポイントのキックまで担当しました。スペシャルチーム選手としての能力が発揮されたのがこの試合のパントリターンでした。4回のパントリターンのうちひとつを63ヤードのリターンタッチダウンに結び付けました。
<Play of the Week>
DB税所琢磨の63ヤードパントリターンタッチダウン(警視庁イーグルス)
税所選手のパントリターンタッチダウンが飛び出したのは第2クオーターの序盤でした。昨季2戦2敗している品川CCに対して雪辱を果たしたいこの試合で、貴重なチーム2本目のタッチダウンとなるプレーでした。このタッチダウン直後のトライフォーポイントのキックは自らが担当。63ヤードも走った直後のプレーだったため疲れが残っていたのかキックは失敗しましたが、パントリターンタッチダウンのインパクトは大きく、警視庁にモメンタムを引き寄せるビッグプレーとなりました。
関連リンク
<ゲームリポート>
・第1節最終戦は名古屋サイクロンズとTRIAXIS J-STARSがどちらも譲らず引き分け
・胎内DEERSが計5TDでSAITAMA BULLSに快勝 白星スタート
・X1 Area開幕戦はQB齋藤詩伸が2TDパス成功で警視庁イーグルスが品川CC ブルザイズに快勝