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【X1 Super】無難な試合運びでパナソニックが4勝目を挙げ、JXBセミファイナル進出が確定

2019年11月03日日 16:07

2019X1Super秋季リーグ第6節、JXBセミファイナル進出にこれ以上負けられない3勝2敗のパナソニックインパルスと、今季は元気なく、ここまで全敗のオール三菱ライオンズが神戸市立王子スタジアムで対戦した。
前半17-0とリードしたパナソニックが、最終クォーターにタッチダウンを奪われたものの17-7で勝利をおさめて、JXBセミファイナルへの進出を確定させた。

パナソニックは最初の攻撃シリーズを敵陣38ヤードの好位置から開始。
RB藤本拓弥(#26)のランとWRワイズ・ダニエル(#12)へのパスで敵陣20ヤードに。ここでRB藤本が右サイドを走り、QBロウレンス・アンソニー(#18)からのパスをキャッチしてエンドゾーンに走りこんだが、ブロック時に反則がありタッチダウンは取り消された。

しかし集中力を切らさないパナソニックは、WRワイズへのパス、RB岩田駿一(#41)の中央突破でゴール前16ヤードに迫る。最後はエンドゾーン中央で待つWR頓花達也(#15)にQBロウレンスがパスを決め、7-0と先制する。

パナソニックWR頓花達也(中央・#15)
パナソニックWR頓花達也(中央・#15)がパスをキャッチ、先制タッチダウンを決める

 

追うオール三菱、2回目の攻撃シリーズ。4thダウンに追い込まれたところでQBも兼任するP谷口翔真(#15)がパントフェイクからWR坂本健(#83)にパスを通すトリックプレーでダウンを更新、敵陣へと進入する。
その後、RB野田篤生(#29)の中央突破で敵陣28ヤードまで攻めたが、ファンブルしたボールをパナソニックDB辻篤志(#27)にリカバーされ攻守交代。得点のチャンスを逃す。

第2クォーター入ってパナソニックは、自陣21ヤードからの攻撃をじっくり進める。QBロウレンスから左サイドを走るWRワイズへ30ヤードのロングパスが決まり、一気に敵陣38ヤードへ。次のプレーでRB牧田圭祐(#29)へのパスも決まって、ゴール前7ヤードに攻め込む。
ここでQBロウレンスから代わった新人QB山口知輝(#10)が右に展開して自らのランでタッチダウン。14-0とリードを広げる。

さらにパナソニックは、DB土井康平(#7)が、オール三菱QB谷口が放ったパスをインターセプトして攻撃権を奪う。
この自陣41ヤードからのチャンスは、RB藤本のランとWRワイズへのパスで敵陣15ヤードへと前進。
そのままゴール前3ヤードまで攻め込んだが、オール三菱守備陣の壁が厚くタッチダウンは奪えなかったが、K佐伯眞太郎(#16)が30ヤードのフィールドゴ-ルをきっちり蹴りこんで、17-0とリードを広げた。

パナソニックWR高木広次(右・#4)
パナソニックWR高木広次(右・#4)がパスを受け走り込み1stダウンを奪う

 

後半に入ってパナソニックは若手を積極的に投入。しかし敵陣に入るものの、攻撃に決め手を欠きパント。追うオール三菱も5人のQBを交互に出場させて攻撃のリズムを掴もうとするが、3アンドアウトのパントに終わってしまう。

試合が動いたのは最終クォーター。
オール三菱自陣34ヤードからの攻撃。QB谷口がRB鈴木康裕(#33)のランと、自らのランでダウンを更新。パナソニックの反則もあって敵陣36ヤードまで陣地を進める。
ここでQB谷口から左サイドを走るWR坂本健(#83)へタッチダウンを狙ったパスがヒット。しかしエンドゾーンまで残り5ヤードでアウト・オブ・ラインとなる。
残り5ヤードをRB野田が2連続キャリーでタッチダウン。待望の得点を奪い7-17と追いすがる。

しかしオール三菱の反撃もここまで。攻撃権獲得を狙ったオンサイドキックはパナソニックに抑えられて失敗。
試合残り2分11秒からも攻撃権を得るが、ハーフライン近くまで陣地を進めたところでパスが失敗に終わり試合終了。17-7でパナソニックが4勝目をあげた。

オール三菱RB野田篤生(#29)
オール三菱RB野田篤生(#29)が走り込みタッチダウンを決める

 

パナソニックの荒木延祥監督は、エレコム神戸との最終戦を残してJXBセミファイナル進出が確定したことに喜びをみせたが、「今日の試合はメンバーを早めに交代させていた。しかしもっと出来たはずだし、点ももっと獲れたはず。例えばQB石内(卓也・#8)のミスは多かったけど、それは彼だけの問題ではない。いい意味では課題が見つかったといえるが、逆に言えば全く力不足だった、ともいえる」と、表情は険しい。
しかし「その中でRB小泉(誠実・#35)は数少ない出場機会でいいプレーをしていた。RBのローテーションに入れる証明となった」と収穫もあったようだ。

エレコム神戸との最終戦に話が及ぶと「やはり強い。現状で言うとウチより頭ひとつ出ている。しっかり準備して、プライドを賭けた試合にしたい。うちのフットボールが出来るかどうかに尽きる」と、2週間後の関西決戦に闘志を燃やした。

一方、ノジマ相模原との最終戦を残して、6戦6敗となったオール三菱の林顕ヘッドコーチは「選手は強豪パナソニック相手にがんばってくれたが、ミスで勝機を逸してしまった。タックルとか精度の高いプレーをされて力の差は歴然としていたが、見習うところが多かった。これを活かしてノジマ相模原との最終戦は総力戦でいい結果につなげたい。パスを有効にするためにランを出すパワー勝負で挑みたい」と、気持ちを切り替えて最終戦に臨む。

Text 福武金二
Photo  エムアイプランニング

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