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【X1 Area】LIXIL、電通を攻守で圧倒して2連勝

2020年11月15日(日) 21:58

15日(日)、X1 Area東日本秋季公式戦としてLIXIL DEERSと電通キャタピラーズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われ、序盤から主導権を握ったLIXILが、30対10で勝利して2連勝とした。敗れた電通は1勝1敗となっている。

第1クオーターはお互いに攻め手を欠いて無得点に終わったが、第2クオーターにLIXILがフィールドゴールで先制してからLIXILペースの展開に。敵陣26ヤードからの攻撃ではわずか2プレーでクオーターバック(QB)大和田昌太郎からワイドレシーバー(WR)田邊翔一への19ヤードタッチダウンパスに繋げて加点したLIXILは、続く電通のドライブでディフェンスバック(DB)名智雄一郎のインターセプトで得た好機をQB石井僚介の43ヤードタッチダウンパスに結びつける。さらに、WR杉田有毅が1ヤードタッチダウンランを決めて序盤に大量リードを手に入れた。

前半のうちに少しでも点差を詰めておきたい電通は、LIXILの強力ディフェンス陣を前になかなかボールを進められずに苦しむも、なんとかフィールドゴールで3点を返して前半を折り返した。

後半が始まってからはパントの応酬となる展開で試合が進んだが、第3クオーター終了間際にLIXILがフィールドゴールで追加点を挙げる。再び24点を追う展開になった電通は、RB吉光光太郎が44ヤードタッチダウンランのビッグプレーで反撃の狼煙を上げ、最終クオーターにも早々にファンブルリカバーで攻撃権を得て追い上げムードに持ち込んだかに思われたが、QB柴崎哲平が痛恨のインターセプトを喫してしまう。守備陣が奮起したLIXILが以降は得点を与えず、逆にフィールドゴールで電通を突き放した。

開幕2連勝を飾ったLIXILは、攻撃ではランで170ヤードを獲得し、ラン守備でもわずか33ヤード喪失と地上戦を制圧。また、パス守備でも3つのインターセプトを決めるなど、電通に思うような攻撃をさせなかった。

電通は、QB柴崎がパス獲得124ヤードと初戦の65ヤードを上回ったが、2つのインターセプトを喫するなど要所でのミスが響いた。その一方で、新戦力のWR佐藤凱輝が3回のキックオフリターンで52ヤードのロングゲインを含む81ヤードを記録し、敗戦の中にも収穫を見いだしている。