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夢のNFL入りを目指すRB李、「加速やボディバランスは勝負できる」

2021年01月05日(火) 07:23

先日にNFLの2021年インターナショナル・プレーヤー・パスウェー・プログラム(International Player Pathway Program/IPPプログラム)の枠を争う9カ国11名の一人に選出されたオービックシーガルズのランニングバック(RB)李卓。日本が誇るランナーは、3日(日)に行われたライスボウルで日本一チームの一員となり、胸を張って海を渡る。

名実ともに日本一RBとなった李は、IPPプログラム選出について「(NFLに)挑戦するとなった時、このプログラムをずっと自分の中では狙っていました。やっとたどり着けたので、素直に嬉しい気持ちになりました」と率直な感想を述べる。

NFLはアメリカ4大スポーツ(NFL、MLB、NBA、NHL)で唯一日本人が到達していない未開の地。32チームで構成されるリーグは、1チーム53人が登録できる。つまり、1,696人しかNFL選手になることができない。

そんな狭き門に、全米から選りすぐりのアスリートが集まるのだから、NFL選手になるのは至難の業だ。そんな過酷な世界に挑戦する25歳は、自身の武器について「加速やボディバランスの部分は十分に勝負できると思っています」と説明する。

その一方で、「たくさん足りない要素があると思うので、プログラムを通じてNFLに加入するふさわしい選手に成長できるように頑張りたいと思っています」とこれからの自己鍛錬も忘れない。

IPPプログラムでは自身の所属チームを選択することができないが、李は贔屓のチームはないと前置きしつつ、「サンフランシスコ・49ersはアメフトを始めたころから知っているチームなので西海岸で日本のフットボールにも親しみがあるようなチームに行けたら良いです」と希望チームを明かす。

これから過酷な競争を勝ち抜き、悲願のNFLロスター入りを目指す李。2020年はIPPプラグラムを通じてNFLと契約した3名がレギュラーシーズンに出場している。今後の予定の詳細は未定だが、日本屈指のRBの世界最高峰リーグへの挑戦から目が離せない。