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秋シーズンを戦い抜く身体作り オンラインセミナー【X meets Friday】第5弾

2021年06月26日(土) 20:43

アメリカンフットボールファミリー(学生フットボーラー)に寄り添う活動の一環としてNPO法人「Shape the Dream」のmeetsCoachプロジェクトと連携し【X meets Friday】と題したオンラインイベントの5回目が25日に実施された。

第5回目のパネリストとして参加したのは、日本を代表する大型ディフェンスバック(DB)でIBM BIGBLUE主将の中谷祥吾氏、昨年度チームの日本一に大きく貢献したオービックシーガルズのオフェンスライン(OL)坂口裕、高いフィジカルとファンダメンタルを兼ね備えた富士通フロンティアーズのDB奥田凌大の3選手。進行は、Shape the Dreamの白木栄次代表が務めた。

第5回は、「秋シーズンを戦い抜く体作り~今できること・今すべきこと~」と題したテーマについて話し合われた。秋シーズンを戦い抜くためのトレーニング、食事、リカバリーについて、バルクアップした成功体験、体重を増やした故の失敗談などを交え、参加者へ身体作りのための貴重なアドバイスを送った。特に参加した学生からは、食事の摂取方法について多くの質問があり、パネリストたちは実体験に基づいて自身の体験談を余すことなく伝えた。

最後にはパネリスト3人が、秋シーズンを控える学生へエールを送った。高校球児から大学でアメフトに転向し日本代表まで登りつめた中谷氏は、「学生生活の中で色々考えることもあると思いますが、アメフトに一生懸命なれる4年間というのは貴重な時間であると思いますし、成長していくことが楽しくなると思います」と、カレッジライフの大切さについてアドバイス。

高校からアメフトをスタートして日本を代表するOLに成長した坂口氏は、「自分がアメフトに出会って、特に大学の4年間は思い出がいっぱいでした。大学4年間を本当に大切にしてほしいと思います。当時を振り返ると、社会人の人と話せる機会があるのはうらやましいと思う部分があります。自分たちの経験を学生に伝えて、皆さんの競技人生が少しでも豊かになればうれしいです」と話していた。

中学からアメフトを始めた奥田氏は、「昨年はコロナウイルス感染症拡大の影響で試合ができない時間があったと思います。まだコロナ禍が続いていて先が見えない状況ではありますが、そのおかげで今回のように社会人と学生が交流する場ができたと思っています。こういう時間は私的にも有難く、アメリカンフットボールの発展のために学生と社会人が一体感をもって頑張っていきたいです」と、世代の垣根なくフットボール界を盛り上げていくことを誓った。

なお、本イベントは毎月第3金曜日に実施されるが、次回は7月25日の日曜日に開催。詳細については、随時Xリーグのホームページをチェックしていただきたい。