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日本フットボール史に新たな歴史 山﨑丈路選手が日本人としてCFLで初得点

2021年08月07日(土) 17:00

カナディアンフットボールリーグ(CFL)は開幕週第2日を迎え、山﨑丈路選手(オービックシーガルズ)がBCライオンズの先発Kとして出場し、第2Qに43ヤードのFGを成功させてCFL史上初めて得点を刻む日本人選手となった。試合は終盤の追い上げもむなしくBCライオンズがサスカチュワン・ラフライダーズに29-33で敗れた。

「History Made(歴史は作られた)」。BCライオンズの公式ツィッターでは山﨑のFGが映像とともにこのように紹介された。試合内容を伝える公式サイトCFL.caの記事でも「日本生まれで初めてCFLで得点をした」選手として中継映像の一部を引用して紹介している。

日本のフットボール史に新たな1ページが加えられたのは第2Q残り6秒だった。背番号71を着用した山﨑は右ハッシュから右アップライトギリギリをかすめる43ヤードのFGを成功させた。

この日の山﨑はこのあとも第3Qに40ヤードのFGを成功させたがミスもあり、31ヤードと37ヤードのアテンプトを外した。ただし、両方ともボールがアウトオブバウンズに出たためCFL特有の「シングル」という得点(1点)が与えられた。

試合全体としては4回のキックオフで平均飛距離が49.8ヤード(最長飛距離は66ヤード)。FGは4回のアテンプトで2回成功、2回失敗(シングルで2得点)、TDの後のエキストラポイントのキックは2回中1回成功だった。合計得点は9点。

日本人選手のCFLデビューは前日の丸尾玲寿里選手(ウィニペグ・ブルーボマーズ)に続き二人目。ブルーボマーズのスペシャルチームで出場した丸尾は前半でケガをし、後半は出場しなかった。ケガの具合と今後の状況については明らかになっていないが、丸尾は自身のツィッターに「I’m okay. I’ll be back. (僕は大丈夫。戻ってくる)」と投稿している。

 

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