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X1 Superの指揮官が新シーズンへ意気込み語る 秋季公式戦キックオフプレスカンファレンス

2021年08月26日(木) 16:08

Xリーグは、8月28日のX1秋季シーズン開幕を前に、オンラインで秋季公式戦キックオフプレスカンファレンスを開催した。9月4日から開幕するX1 Superの各チームから監督、ヘッドコーチの計8名が出席し、来るシーズンに向けて意気込みを語った。

昨シーズン、7年ぶりに王者へ返り咲いたオービックシーガルズの大橋誠ヘッドコーチ(HC)は、「心を動かすようなプレーをする」とコロナ禍で停滞する世の中の雰囲気を吹き飛ばすような全力プレーを誓い、「チームの約半数を占める2年目以下の選手に注目してほしい」と、今季チームのセールスポイントを明かした。

そのオービックに5連覇を阻まれた富士通フロンティアーズの山本洋HCは、今季はリベンジを果たしたいところだ。「昨年の決勝での敗戦から選手、監督が一丸となって新しいチーム作りをしている。新しいフロンティアーズを見せられると思います」。

およそ2年ぶりに地元・関西での開催が実現するパナソニック インパルスの荒木延祥監督は、「初戦が極めて大事」と、王子スタジアムで行われる開幕戦の東京ガスクリエイターズ戦を警戒。

昨季は開幕戦で勝利するも、その後連敗してポストシーズンを逃したエレコム神戸ファイニーズの米倉輝HCは、「ここ3年はQBコーディ・ソコルに代表されるように外国人主体のチームであることは変わりない。しかし、日本人選手も奮起している」と、外国人以外の選手の発奮に期待。今年から指揮官に専任するIBM BIG BLUEのケビン・クラフトHCは「結果よりも努力が大事」と勝敗よりもプロセスを重視していく構えだ。

すでに第1節、第2節の出場辞退を表明しているオール三菱の林顕HCは「第3節の試合に向けて準備している」と、先の試合を視野に入れ、東京ガスの板井征人HCは、「1プレー1プレーを全力で積み上げていく」とコメント。就任2年目を迎えるノジマ相模原ライズの城ケ滝一朗HCは、「目標は日本一だが、セミファイナルに残れるように一戦一戦大事に戦っていきたい」と腕をいぶしていた。

なお、プレスカンファレンスでは、今季の公式戦概要と来年度のリーグ編成についても発表された。

2021年の公式戦概要については、以下が主なポイントになっている。

  1. ライスボウルの対戦方式変更
    Xリーグの王座決定戦が日本選手権となり、2022年1月3日に東京ドームで行われるライスボウルbyプルデンシャル生命でシーズン優勝が決まる。
  2. 順位決定方法の変更
    勝ち点制度の導入。レギュラーシーズンではタイブレークを行わず、第4クオーター終了時に同点であれば引き分けとする。勝ち点は勝利が3点、引き分けが1点、負けは0点とし、勝ち点数が多いチームが上位とする。
  3. X1 SuperとX1 Areaの入れ替え戦
    2022年以降のリーグ戦方式変更に伴い、今季は入れ替え戦が行われない。X1 Areaの上位4チームが来年のX1 Superに自動昇格する。

 

2022年度のリーグ編成については下記の通り。

  1. X1 Superは2ディビジョン制12チーム編成とし、各ディビジョンの優勝チームが日本選手権ライスボウルに進出する。
  2. X1 Areaは1ディビジョン制8チーム編成とする
  3. 2021年シーズンは、X1 SuperとX1 Areaの間で入れ替え戦は行わず、X1 Areaの上位4チームが2022年のX1 Superに自動昇格する。X1 AreaとX2の入れ替え戦は、X1 Area総合順位10位、11位、12位とX2各地区優勝チームの対戦で実施する。
  4. 2022年以降のX1リーグにおけるリーグ戦形式、ポストシーズンの概要については後日詳細を発表する予定。