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王朝再建期す富士通に挑むノジマ相模原【X1 Super第1節の見どころ】

2021年09月02日(木) 14:00

 

2021年のX1 Super秋季リーグは4日、富士通スタジアム川崎を舞台に富士通フロンティアーズ対ノジマ相模原ライズの一戦で幕を開ける。最近3年間の対戦成績は富士通の3勝0敗だ。

5連覇を逃した昨季から再起を目指す富士通は、2020年X1 Super最優秀選手のクオーターバック(QB)マイケル・バードソンが抜けるも、2年前のライスボウルMVP高木翼がその穴を埋める。高木のターゲットには、松井理己、岩松慶将、中村輝晃クラークら精鋭のほか、2019年のリーグ最優秀選手サマジー・グラントがランニングバック(RB)からアリゾナ大学時代に本職だったワイドレシーバー(WR)に転向して新たなオプションが追加された。グラントは背番号を29から4に替えて新シーズンに臨む。その一方で、昨季開幕戦で99ヤードリターンタッチダウンを記録した高津佐隼矢が、WRからQBにポジションチェンジ。器用な選手だけに、変幻自在のプレーに注目したい。

また、地上戦では2018年のリーグMVPトラショーン・ニクソンがラインバッカー(LB)から再びRBとして登録され、3年前のモンスター級の走りが期待される。加えて、関西学院大学のエースランナーとして名を馳せた三宅昂輝が加入して厚みが増した。タレント揃いの攻撃陣は、ある程度の得点を期待できそうだ。勝負のカギを握るのはディフェンス陣。昨季の開幕戦ではノータッチダウンに抑えたが、ノジマ相模原の陣容も変わり、同じようにはいかないだろう。主将のLB趙翔来を軸に前線からプレッシャーをかけて、相手の攻撃を封じたい。

一方、ノジマ相模原は、昨季の二の舞を避けるためにも、ボールコントロールして富士通のハイパーオフェンスに対抗したいところだ。試合の展開を左右するのは、ランオフェンス。エースRBデレク・アキラ・ウィリアムスに加え、注目したいのが新人の阿部快斗。法政大学のエースランナーの証である背番号「29」を背負った男が、新天地でも実力を証明できるか期待したい。守備では、昨季の対戦でランとパスで2つずつのタッチダウンを許しておりどちらも警戒が必要だが、1回平均6.7ヤードを許したラン守備に重きを置きたい。さらに、昨年の同カードで4つのターンオーバーを犯したように、無駄なミスを減らしたいところだ。日本一を目指すには避けて通れない相手だけに、今シーズンの行方を占う一戦となりそうだ。