ニュース

6年ぶり王座奪還狙うパナソニックが2年ぶり関西開催で東京ガスを迎え撃つ【X1 Super第1節の見どころ】

2021年09月02日(木) 15:00

パナソニックインパルスと東京ガスクリエイターズが、開幕週の9月4日に神戸市王子スタジアムで対戦する。昨季も開幕で顔を合わせた両チームの対戦は、パナソニックが38対0で完封勝ちを収めた。2年ぶりの関西開催が実現したパナソニックとしては、自然と力が入る一戦となりそうだ。

6年ぶり5度目の王者を狙うパナソニックは、攻守に期待の新戦力が加入した。オフェンスでは、CFLグローバルドラフト候補になった早稲田大学出身のワイドレシーバー(WR)ブレナン翼、立命館大学からパワータイプのランニングバック(RB)立川玄明に注目する。レシーバー陣には小倉豪、木戸崇斗、成田光希ら実力派がそろっており、身長184センチで快足のブレナンの加入によってデプスが強化された。地上戦では、昨季の東京ガス戦で計158ヤード、5タッチダウンをマークしただけに、身長180センチ、体重97キロの立川の補強は鬼に金棒だ。守備では、関西大学からハードタックラーのラインバッカー(LB)青根奨太を獲得して林直輝を軸としたLB陣が厚みを増した。また、昨秋の東京ガス戦で計5インターセプトを奪取したセカンダリー陣はリーグ随一。ベテランの辻篤志を筆頭に、竹内廉、小池直崇らビッグプレイメーカーがそろう。攻守で圧倒した昨年のような試合運びで、初戦から弾みをつけたい。

対する東京ガスは、ここ2シーズン連続でパナソニックに完封負けと悔しい結果が続いている。昨季の開幕戦では、6ターンオーバーを犯して波に乗れなかった。加えて、ラン攻撃が75ヤードに封じられて時間をコントロールできなかった。それだけに今季は地上戦でボールコントロールして、相手のマークがランに集中したところでショートパスをつないで活路を開きたい。パス攻撃では、日本大学で甲子園ボウル制覇を経験した林裕嗣や2年目の山下喜史ら若いWR陣に注目する。