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【X1 Super第2節の見どころ】昨季王者のオービック、IBM戦でいよいよ“開幕”

2021年09月17日(金) 14:00


オービックシーガルズとIBM BIG BLUEが、9月19日に第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で対戦する。昨シーズン王者のオービックは、第1節では対戦相手のオール三菱ライオンズが出場辞退したため今節が開幕戦となる。一方、開幕戦が引き分けに終わったIBMも今季初勝利を目指す。

昨季は7年ぶりにリーグ制覇したチャンピオンがいよいよ開幕戦を迎える。オービックは、大橋誠ヘッドコーチが開幕前のカンファレンスで話したように2年目以下の選手に注目する。攻撃では、東京大学出身のオフェンスライン(OL)唐松星悦と高校と大学で日本一を経験しているランニングバック(RB)川上理宇。特に川上は、CFL挑戦中のRB李卓の穴を埋めることが期待される。守備でも、関西学院大学からラインバッカー(LB)繁治亮依が加入し、フレッシュなラインアップとなりそうだ。もちろん昨季の優勝メンバーも健在。副将の西村有斗(上段写真)を始め、前田眞郷、木下典明らを揃えるワイドレシーバー陣(WR)はどこからでも点が取れる層の厚さだ。若手とベテランが融合して、連覇に向けて好発進したいところだろう。昨年はIBMとの対戦がなく、直近では2年前。その時は42対25で快勝しているが、お互いにメンバーも変わっているので油断は禁物だ。

一方、第1節はエレコム神戸ファイニーズと対戦して26対26でドローだったIBM。クオーターバック(QB)政本悠紀(下段写真)がパスで408ヤード、3タッチダウン(1インターセプト)の活躍を見せ、ヘッドコーチ業に専任となったケビン・クラフト不在の穴を感じさせなかった。X1 Super第1節の週間MVPに輝いたサウスポーはこの調子を維持して、第2節でもジョン・スタントン、鈴木隆貴、白根滉ら好調レシーバー陣へ投げ分けたい。守備では、ディフェンスライン(DL)ジェームス・ブルックス、LBハーバート・ガンボアが前線から激しいラッシュで相手QBにプレッシャーをかけて、簡単にパスを投げさせないことが重要だ。今季初戦で勝ち切れなかった原因は、キッキングゲームから2つのタッチダウンを許したことが大きい。オービック戦勝利のためには、スペシャルチームを強化しておきたいところだ。