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【X1 Super第2節の見どころ】新人躍進のパナソニックがノジマ相模原相手に開幕連勝狙う

2021年09月17日(金) 12:00

パナソニック インパルスとノジマ相模原ライズが、9月19日にエキスポフラッシュフィールドで対戦する。パナソニックは開幕戦を完封勝ちで波に乗る一方、ノジマ相模原は開幕黒星発進。対照的な結果となった両チームだが、ともにポストシーズン進出を目指すだけに拮抗した試合になりそうだ。

6年ぶり5度目の日本一を狙うパナソニックは、第1節の東京ガスクリエイターズ戦で71対0と快勝して素晴らしいスタートを切った。荒木延祥監督が「新人のレベルが高い」と戦前に評した通り、ワイドレシーバー(WR)ブレナン翼がパントで好リターンを見せれば、ランニングバック(RB)立川玄明もランとパス両方のシチュエーションで活躍。守備でもラインバッカー(LB)青根奨太(上段写真)が30ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを決めて勝利に貢献し、X1 Super第1節の週間MVPに選ばれた。計412ヤードを獲得した攻撃陣、62ヤードの喪失に抑えた守備陣ともに万全の状態だ。指揮官が東京ガス戦の試合後に指摘したキッキングのカバーを詰めていれば、開幕2連勝が現実味を帯びてくる。

対するノジマ相模原は、富士通フロンティアーズに17対49の完敗を喫したが、点差ほどの実力差はなかった。司令塔のカート・パランデック(下段写真)はパス29回中21回成功、207ヤード、2タッチダウンとほぼ完ぺきに近いクオーターバッキングを披露。2つのタッチダウンパスを通したWR八木雄平とのコンビネーションは富士通相手にも通用した。その一方、キッキングゲームは課題が残り、2つのファンブルとスナップミスから計21失点につながり敗因のひとつとなった。ブレナン翼らリターンが強力なパナソニックだけに、不用意なミスからの失点を避けたい。また、開幕戦で1捕球して上々のXリーグデビューを飾った元横浜DeNAベイスターズのWR石川雄洋のパフォーマンスにも注目したい。