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【X1 Super】王者オービックが連覇に向けて好発進 今季初戦でIBM撃破

2021年09月19日(日) 23:44

X1 Superレギュラーシーズン第2節のオービック・シーガルズ対IBM BIG BLUEの一戦が第一カッターフィールドで行われた。第1節が不戦勝のためこの日が今季初戦となったオービックは前半から攻撃陣が爆発。司令塔を交代した後半に点差を詰められるも、41対20で快勝した。敗れたIBMは、1敗1分けとなっている。

先制したのはIBMだった。今季初勝利を目指すIBMはファーストドライブのリターンでジェイソン・スミスが48ヤード戻し、好位置から攻撃をスタート。クオーターバック(QB)政本悠紀のパスやランニングバック(RB)鈴木恵太のランなどで着実にボールを進めると、最後は丸山和馬が41ヤードのフィールドゴールを成功させた。

対するオービックもQBジミー・ロックレイ(上段写真)からタイトエンド(TE)ホールデン・ハフ(中段写真)への16ヤードタッチダウンパスですかさず逆転に成功。なおも、続くIBMの攻撃でディフェンスバック(DB)北村優がインターセプトして攻撃権を奪取すると、この好機にQBロックレイが中央を走るハフに38ヤードロングパスを通す一発回答のタッチダウンパスで追加点を挙げた。

攻撃の手を緩めないオービックは、QBロックレイがTEハフとワイドレシーバー(WR)西村有斗に投げ分けてボールを進めると、相手の反則も手伝ってゴール前2ヤードまで前進。ラストは、右エンドゾーン内で待っていたWR野崎貴宏へパスを通して、第1クオーターだけで18点のリードを奪った。

第2クオーター開始後すぐにフィールドゴールを許したオービックだったが、続くドライブでQBロックレイが右サイドライン沿いを駆け上がったWR水野太郎へ35ヤードのロングボムをヒット。この好機にRB地村知樹がゴール前4ヤードから中央を突いてエンドゾーン内へ飛び込み、IBMを突き放す。さらに、IBMの攻撃をDB久保颯のインターセプトで封じると、キッカー(K)星野貴俊の24ヤードフィールドゴールで3点を追加して前半を31対6で折り返した。

前半で大量リードのオービックは、後半から司令塔を24歳の小林優之に交代。ここから2シリーズ無得点に終わったオービックに対して、IBMはQB政本がWRスミスへの4ヤードタッチダウンパスを通して反撃開始する。さらにオービックはフォースダウンでフィールドゴール隊形

オービックは、第3クオーター終了間際にIBMのQB政本にこの日3つ目のタッチダウンパスを許すも、最終クオーターはディフェンスが踏ん張りそのままリードを保って試合終了のホイッスルを聞いた。

オービックのQBロックレイはパス16回中9回成功、3タッチダウンの好パフォーマンスを披露。TEハフも5回捕球101ヤード、2タッチダウンとエースQBと見事なコンビネーションを見せた。

開幕戦を引き分けに終わり、この日も勝利が遠かったIBMは、QB政本がパス53回中26回成功、248ヤード、2タッチダウンとまずまずだったが、3つのインターセプトが痛かった。さらに、チームの反則が11回で72ヤードの罰退と不用意なミスが目立った。次戦10月3日のパナソニック インパルス戦で今季初勝利を目指す。

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オービック vs. IBM
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