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【X1 Super】RBミッチェルのTDでパナソニックが逆転 オフェンス好調のノジマ相模原を破り開幕2連勝

2021年09月19日(日) 23:06

X1 Super第2節初日の第1戦は大阪府吹田市のエキスポフラッシュフィールドで行われ、開幕2連勝をねらうパナソニック インパルスと、富士通を相手にオフェンスが奮闘したノジマ相模原ライズが対戦。総獲得ヤードでは、ノジマ相模原が355ヤードとパナソニックより50ヤード以上上回りながら、10-24でパナソニックに敗れ、今季初勝利はお預けとなった。

パナソニックのキックオフで始まったこの試合。キックされたボールをリターナーの伊藤雅恭がスピードに乗って走り抜け、71ヤードをリターンしいきなり敵陣27ヤードまで持ち込んだ。しかしこの先制のチャンスで、クオーターバック(QB)カート・パランデックがパスラッシュを避けるために大きく後退したうえにインテンショナルグラウンディングの反則を犯してしまい、反則地点でのロスオブダウンとなってしまう。結局、フィールドゴールさえ挑戦することができず無得点に終わった。

その後は両チームとも決め手に欠き、なかなか敵陣に攻め込むことができない。そんな中、パナソニックにビッグプレーが飛び出す。ノジマ相模原の14ヤードからのオフェンスはパランデックのキーププレーと、そのパランデックからランニングバック(RB)吉田へのパスが決まり29ヤードまで前進。ここで吉田の中央へのランはパナソニックディフェンスの激しいタックルにあってファンブルしてしまい、こぼれたボールをパナソニックのラインバッカー(LB)ジャボリー・ウイリアムスが拾ってそのままエンドゾーンまで走り抜けてタッチダウン。第2クオーター13秒にようやくディフェンスで最初の得点を奪った。

何とか反撃したいノジマ相模原は、前半終了まで残り5分44秒から始まった自陣17ヤードからのオフェンスで、吉田が59ヤードを走り敵陣に攻め込むと、1ヤードのラン、そしてパランデックからワイドレシーバー(WR)若島慎兵へのパスで前進するも、ファーストダウンには届かず。キッカー(K)佐藤太希が36ヤードのフィールドゴールを決め7-3として前半を終えた。

後半に入ってもノジマ相模原のペースで試合は進む。相手WRのファンブルで得た自陣39ヤードからのオフェンスはパランデックからWR明松大雅への27ヤードのパスで敵陣に侵入。ここから吉田、パランデック、RB阿部快斗のランでゴール前17ヤードまで迫った。しかし次のパスオフェンスはホールディングの反則で罰退。あきらめないノジマ相模原は、パランデックがWR出島崇秀へのパスで前進すると、最後はWR八木雄平へのタッチダウンパスを決め10-7と逆転に成功した。

この状況でようやく目が覚めたのがパナソニックオフェンスだ。直後のオフェンスは自陣24ヤードから、QBアンソニー・ローレンスが、RBミッチェルビクタージャモー、そしてWR成田光希へのパスを決め、自らも積極的に持って走るなどしてゴール前4ヤードまで迫る。ここはエースRBのミッチェルが相手のタックルを避けながらエンドゾーンまで走ってタッチダウンし、逆転に成功した。次のパナソニックのオフェンスでもミッチェルは35ヤードの独走を見せタッチダウン。21-10とリードを広げ、パナソニックの勝利を確実なものとした。パナソニックは試合終了間際にも、K佐伯眞太郎が47ヤードのフィールドゴールを決めて勝利し、開幕2連勝とした。

ノジマ相模原は、敵陣深くまで侵入したオフェンスをすべて得点につなげることができていれば勝利していた可能性が高かっただけにもったいない試合となった。

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パナソニック vs. ノジマ相模原
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