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【X1 Super】パナソニックが大差でIBMを下し、無敗キープの3連勝

2021年10月04日(月) 14:47

雲ひとつない快晴の下、エキスポフラッシュフィールドで行われたX1 Super第3節第1試合は、パナソニック インパルスとIBM BIG BLUEによる2時間半以上もの長期戦の結果、パナソニックが65-17と大勝した。パナソニックは開幕から3連勝で勝ち点がトップタイの9。IBMは0勝2敗1分けで勝ち点は1にとどまった。

パナソニックによる攻撃は開始早々、IBMのディフェンスライン(DL)ジェームス・ブルックスがクオーターバック(QB)サック。スリーアンドアウトでIBMの攻撃へと変わった。IBMはノーハドルでテンポ良く攻撃を続けるも、パナソニックのラインバッカ―(LB)青根奨太の活躍もあり、パントへと追い込まれた。

パントキックはエンドソーンの手前ぎりぎりにとどまり、パナソニックは自陣1ヤードからの攻撃。厳しいフィールド条件にも関わらず、QBアンソニー・ロウレンス(上段写真)からワイドレシーバー(WR)木戸崇斗への95ヤードパスが決まり、先制タッチダウンを決めた。

再びノーハドルで攻めるIBMにタッチダウンを奪われて同点に追いつかれるも、取られたらすぐさま取り返すのがパナソニックの攻撃陣。フォースダウンギャンブルを仕掛け、ランニングバック(RB)横田惇が中央をすり抜け、再びリードを奪うタッチダウンを決めた。

パナソニックは守備でも魅せた。LBジャボリー・ウィリアムスがパントをブロックし、ボールはエンドゾーンを抜けてアウトオブバウンズへ。これがセーフティーとなり2点を追加した。勢いそのままに、続くフリーキックをWR桑田理介が51ヤードのリターンで攻撃に繋げた。そして、QBロウレンスからWRレオンシャ・フィールズ(中段写真)へのパスでタッチダウン。ここで、試合開始40分を超え、やっと第1クオーターが終了した。

IBMのキッカー(K)丸山和馬がフィールドゴールを、パナソニックRB横田が今試合2本目のタッチダウンを決めるも、第2Qでは両チームともに反則が多発。前半終了間際には、DB辻篤志がインターセプトし、パナソニックはIBMに攻撃の余地を与えぬまま、30-10で前半を終えた。

後半に入ると、パナソニックはQBを石内卓也に代えるなど、他ポジションでも控え選手を起用し始めた。しかし、勢いが劣ることなく4タッチダウンを追加し、58-10と引き離す。最終クオーターではIBMがフォースダウンギャンブルでRB遠藤集(下段写真)がランでタッチダウンを決めて追加点を許すも、最後はパナソニックの新星RB立川玄明がタッチダウンし、大差でパナソニックが勝利した。

攻守にキッキング、それぞれに対し、「まだまだミスがあるものの、合格点」とパナソニックの荒木延祥監督は評価をした。次戦の相手は同じく3勝目を挙げたオービックシーガルズ。約1カ月の準備期間の間に合格点から満点へとステップアップをし、6年ぶり5度目の日本一を目指す。

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パナソニック インパルス vs. IBM BIG BLUE
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