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【X1 Super第4節の見どころ】勢いに乗る東京ガスと王者オービックの一戦は今節最注目カード

2021年10月15日(金) 14:00

オービックシーガルズと東京ガスクリエイターズが、10月17日に富士通スタジアム川崎で対戦する。無敗のオービックと前節で今季初勝利を挙げて波に乗る東京ガスの対戦は、今節で一番の注目カードかもしれない。

昨季チャンピオンのオービックは、前節のノジマ相模原ライズ戦に快勝して連勝を3(第1節の不戦勝含む)に伸ばした。ノジマ相模原戦の勝因は、零封したディフェンスの奮闘だろう。特にラインバッカー(LB)岩本卓也(上段写真)が第3クオーターに決めたインターセプトは、チームに流れを手繰り寄せた。東京ガスの司令塔は、ノジマ相模原同様に外国人。昨季の最優秀新人賞に輝いたクオーターバック(QB)から2つのインターセプトを決めたように、東京ガス戦でも再現したいところだ。オフェンスでは、ランのキャリー回数が徐々に増えて存在感を増しているランニングバック(RB)荒竹悠大の走りに注目したい。

一方の東京ガスは、前節のエレコム神戸ファイニーズ戦で今季初勝利を挙げて連敗ストップ。成績を1勝2敗の勝ち点3とした。攻撃の要であるQBジェロッド・エバンス(下段写真)は、ここまでの3試合で毎試合の5インターセプトを喫するなど粗削りだが、その一方でパスとランで各3タッチダウンと勝負強さを兼備。今季3戦をこなしてチームとの連携も嚙み合ってきている。そのエバンスのメインターゲットが、ワイドレシーバー(WR)ナムディ・アグードだ。最近2試合連続でパスキャッチ120ヤード超と、エバンスとのホットラインが機能している。球際に強く、スピードある身長193センチのレシーバーは、オービックにとっても脅威となるだろう。また、ショートパスのシチュエーションでは、ルーキーの林裕嗣が随所で良いプレーを見せているので、長短混ぜたパスで相手守備を惑わせたい。今季4戦目となる東京ガスは、オービックより1試合多く消化しており、大きなアドバンテージを持つ。それだけに、昨季60対0で完封負けを喫した相手に雪辱を果たしたいところだ。