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今季初勝利にも笑顔なし 残り3節でセミファイナル出場を見据えるノジマ相模原城ヶ滝HC

2021年10月19日(火) 16:00

今リーグ戦初勝利をあげたというのに「ミスが多過ぎる。これでは試合の流れをもってこられない。なかでも後半開始のキックオフリターンのファンブルはありえないプレー。納得できない試合だった」と、ノジマ相模原ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチ(写真)は笑顔なく、強く腕組みしながら数々のミスをあげて反省しきりだった。

ノジマ相模原は17に行われたX1 Super第4節のエレコム神戸ファイニーズ戦で試合早々にファンブルリカバーから先制点を奪った。7-7の同点に持ち込まれた後は、再び守備のインターセプトからフィールドゴールにつなげて10-7。さらには進境著しいランニングバック(RB)吉田光輝が21ヤードの独走でタッチダウンを重ねた。前半は20-7と大きくリードする展開だったが後半は大失速。得点を奪えないままに終わった。

「コロナ渦での練習不足はないし。なぜこういう低迷する試合になったのか攻守ともに答えがわからない。パナソニック インパルス戦も試合の入り具合はよかったのに。この試合もまたしかり。今日の勝利はたまた運が良かっただけです。これで選手たちが満足したら困ります」と城ヶ滝は言う。

試合後のハドルでは「今日の勝利は結果オーライなだけで決して満足しないこと。気を引き締めてほしい。試合のビデオを見て選手一人ひとりがミスを反省して『この試合は負けた試合』と思ってほしい」と檄を飛ばした。

その中で「試合開始早々のファンブルリカバー、エレコム神戸の好パサークオーターバック(QB) のコーディー・ソコールから2本のインターセプトを奪った守備は賞賛でき、今後につながる。この勝利で一歩進むことができたから、絶対に(4強に)残り日本一を勝ち取りたい」と意気込む。

次は第3節にエレコム神戸を倒すアップセットを演じた東京ガスクリエイターズとの一戦。セミファイナル出場には絶対に負けられない相手だ。

「東京ガスさんのQBは能力の高い凄い選手。それにレシーバー陣も。ロングパスに要注意です。うちの守備陣がQBサックやインターセプトなどで東京ガスさんの強力な攻撃をいかに防ぎきるかがカギを握る。今季の試合プランどおり先取点を奪って試合を有利に運びたい」と30日(13時キックオフ、相模原ギオンスタジアム)に行われる「生き残りを賭けた」試合に戦略を練り始めた。

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エレコム神戸ファイニーズ vs. ノジマ相模原ライズ
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