【X1 Super第6節の見どころ】連敗避けたいオービックと連敗ストップ狙うエレコム神戸が激突

オービックシーガルズとエレコム神戸ファイニーズが、11月14日に富士通スタジアム川崎で対戦する。すでにセミファイナル（12月12日、横浜スタジアム、ヤンマースタジアム長居）進出を決めているオービックに対して、エレコム神戸は残り2試合を連勝すれば他チームの結果次第ではセミファイナルに駒を進めることができる。

昨季王者のオービックは、前節のパナソニック インパルスとの全勝対決に敗れ今季初黒星を喫した。第4節までの3試合でわずか1つしか許していなかったサックが、パナソニック戦では4つも許し、思うような攻撃を展開できなかった。オフェンスライン（上段写真）の立て直しは、今後を見据えて急務かもしれない。守備では、パナソニックのパス攻撃を162ヤードに抑え、インターセプトも1つ決めるなど機能していただけに、空中戦が得意なエレコム神戸にも同様のパフォーマンスを見せたいところだ。

一方のエレコム神戸は、前節で富士通フロンティアーズに敗れ3連敗。残りのオービック戦とパナソニック戦に連勝すれば勝ち点10に伸び、他チームの結果次第では残り1枠のセミファイナル進出もあり得るだけに負けられない一戦だ。連敗中とはいっても、負けた試合すべてが8点差以内と接戦を演じている。守備は機能しているだけに、勝敗のカギを握るのはランオフェンス。ここまでの4試合のラン獲得ヤードは54回で12ヤード。1試合平均3ヤードでは、クオーターバック（QB）コーディ・ソコール（下段写真中央）にかかる負担は大きい。まずはラン攻撃から攻撃のリズムを生み出したい。そのためには、日本代表経験者の白神有貴（下段写真左）、秋元ミンジェらの奮闘が不可欠だ。また、アルフォンソ・オヌワーに次ぐソコールのターゲットの出現も期待したい。