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【X1 Super第6節の見どころ】セミファイナル進出に崖っぷちの東京ガス、今季初勝利目指すオール三菱と対決

2021年11月12日(金) 14:00

東京ガスクリエイターズとオール三菱ライオンズが、11月14日に富士通スタジアム川崎で対戦する。東京ガスは、残り2試合を連勝すればセミファイナル(12月12日、横浜スタジアム、ヤンマースタジアム長居)進出の可能性が残されているだけに絶対に負けられない一戦となる。一方のオール三菱は、今季2試合目で初勝利を目指す。

東京ガスは前節のノジマ相模原ライズ戦で手痛い黒星を喫した。それでも、勝ち点3のチームは残り2試合に連勝すれば、勝ち点6のノジマ相模原、勝ち点4のIBM BIG BLUEとエレコム神戸ファイニーズの結果次第ではセミファイナイル最後の1枠をゲットできる。ノジマ相模原戦では、クオーターバック(QB)ジェロッド・エバンス(上段写真)とワイドレシーバー(WR)ナムディ・アグードのホットラインが分断され空中戦が機能しなかった。その原因は、-(マイナス)2ヤードに抑えられた地上戦の不振ともいえる。善戦した第2節の富士通フロンティアーズ戦と白星を挙げた第3節のエレコム神戸ファイニーズ戦ではともにランが80ヤード以上を記録していたので、パス攻撃を生かすためにランニングバック(RB)小泉亜土夢を軸としたランオフェンスを効果的に織り交ぜたい。守備でも、2試合連続で170ヤードを許しているランディフェンスの改善がマストとなるだろう。

対するオール三菱は、前節のIBM戦がおよそ2年ぶりの実戦。故に、70失点の大敗も致し方なしともいえる。それでも、QB江守優(下段写真)が指揮した最終ドライブでは7プレーで48ヤード進み、タッチダウンを狙ってエンドゾーンへ投げたパスがインターセプトを喫するもラストまで得点を狙う姿勢を見せた。ランプレーは随所で機能していたので、東京ガス戦では地上戦を軸に勝機を見出したいところだ。636ヤード喪失した守備陣、131ヤード獲得に終わった攻撃陣と攻守で課題が山積みだが、最後まで諦めない姿勢で今季初勝利を狙いたい。