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【X1 Super第7節の見どころ】ノジマ相模原、セミファイナルの可能性残すためにオール三菱戦の勝利が必須

2021年11月25日(木) 15:00

オール三菱ライオンズとノジマ相模原ライズが、11月27日に富士通スタジアム川崎で対戦する。セミファイナル最後の1枠に向けて勝利が必須のノジマ相模原は、他チームの結果にも左右されるが、まずは白星を挙げて吉報を待ちたい。

前節のIBM BIG BLUE戦で手痛い敗戦を喫して、ベスト4進出に向けて崖っぷちに立たされたノジマ相模原。最終節のオール三菱戦に勝てば可能性を残すが、3時間後にキックオフするIBM対東京ガスクリエイターズ戦でIBMが勝てば、セミファイナル進出が消滅する。それだけに、まずはオール三菱を下して、IBMにプレッシャーをかけたい。攻撃ではカート・パランデック、ダ―ニール・ジェンキンス(上段写真)の活躍が勝利には欠かせないが、それ以上にランニングバック(RB)吉田光輝を軸としたラン攻撃の充実がマストだ。前節ではチームで計122ヤードを走るも、RB吉田は20ヤードに終わった。ノジマ相模原としては、リーグ2位のラッシングヤードを記録するエースランナーを軸にボールを進めつつ、クオーターバック(QB)パランデックがリーグトップに並ぶ5タッチダウン捕球の八木雄平や身長196センチのジェンキンスへのパスを絡めて効果的なオフェンスを展開したい。守備では、オール三菱のスピーディーなランオフェンスを警戒する必要がある。

対するオール三菱は、前節の東京ガス戦で一時は2点差に詰め寄り相手を慌てさせた。最終的には敗れはしたものの、最終節での今季初勝利に希望が持てる内容だった。東京ガス戦で機能したのは、相手を上回る158ヤードをマークしたラン攻撃。新人のRB中野哲也は、身長166センチの小兵ながら、スピードある走りでラン1回平均6.6ヤードを稼ぎ、今季チーム初のタッチダウンを記録した。QB江守優のランパスオプションも機能していたので、ノジマ相模原戦も中野と江守(下段写真)を軸に地上戦を制すれば、番狂わせを起こす可能性も十二分にありそうだ。