【X1 Super第7節の見どころ】IBMは勝てばセミファイナル決定、東京ガスもベスト4に可能性あり
2021年11月25日(木) 15:00IBM BIG BLUEと東京ガスクリエイターズが、11月27日に富士通スタジアム川崎で対戦する。勝ち点7のIBMは勝てば、無条件でセミファイナル進出が決定。勝ち点6の東京ガスも勝ちつつ、この試合前の勝ち点6のノジマ相模原が引き分け以下なら、セミファイナルに駒を進めることができる。セミファイナル最後のイスをかけた大一番は、熱い戦いになること間違いない。
IBMは前節のノジマ相模原戦では最大14点差をひっくり返す逆転劇でセミファイナル争いを一歩リードした。勝利の立役者は、11回79ヤードの逆転ドライブを指揮したクオーターバック(QB)政本悠紀。左腕エースは目下、パス獲得ヤード(1,681)とタッチダウン(17)でリーグトップを独走し、IBMのハイパーオフェンスをけん引する。ターゲットには、ジョン・スタントン、白根滉(上段写真)、ジェイソン・スミスに加えて、ヨーロッパリーグから戻ってきた近江克仁と錚々たる面々が居並ぶ。リーグトップクラスのパスオフェンスで、点取り合戦に持ち込み、前節のような反則が少ない気迫がこもったディフェンスを披露するのが理想的な試合運びだろう。
一方の東京ガスは、前節のオール三菱ライオンズ戦に辛勝し、ノジマ相模原が敗れたことでセミファイナルに首の皮一枚つながった。勝利のためには、ジェロッド・エバンス、ナムディ・アグード、ショーン・ドレイパーといった外国籍選手の活躍は欠かせない。が、クオーターバック(QB)エバンスとワイドレシーバー(WR)アグードのホットラインはマークが厳しくなることは明白だけに、日本人選手の奮闘が求められる。ランではランニングバック(RB)小泉亜土夢、パスではWR岩越大地(下段写真)らがフィールドを駆け巡り、相手守備の目をかく乱させたい。また、ハイパーオフェンスのIBMに対して、ロースコアの展開に持ち込むことが必要とされるだけに、体を張ったディフェンスが要求される。ジェブライ・レーガン、池田宇宙らが前線からプレッシャーをかけ、後方でドレイパーら守備バック陣がビッグプレーを狙いたいところだ。