【X1 Super第7節の見どころ】無敗のパナソニックと連敗脱出目指すエレコム神戸が関西で激突

パナソニック インパルスとエレコム神戸ファイニーズが、11月27日に神戸市王子スタジアムで対戦する。開幕から連勝街道を突き進むパナソニックは、エレコム神戸との関西対決に勝利し無敗でリーグ戦を終えられるか。対するエレコム神戸は、4連敗をストップして有終の美を飾れるか。

第5節のオービックシーガルズに続き、前節で富士通フロンティアーズも下し、リーグ唯一の無敗を続けるパナソニック。富士通戦では先制されながらも、佐伯眞太郎が「インパルス入部後では初体験」というフィールドゴール4本を成功させて着実に加点し、富士通の追撃もしのぐ盤石の戦いだった。ベスト4がそろうポストシーズンでは接戦が予想されるだけに、佐伯の右足は大いに武器となるだろう。また、守備の奮闘も勝利の原動力となった。富士通の強力なラン攻撃を今季初の100ヤード以下に抑え、試合をコントロールさせなかった。今季ここまで思うようなランオフェンスを展開できていないエレコム神戸にも力を発揮しそうだ。攻撃では、前節で鳴りを潜めたラッシングヤードリーグ2位ミッチェルビクタージャモーと同3位立川玄明（上段写真）のランニングバック（RB）デュオに注目する。

一方のエレコム神戸は第3節から白星がなく、前節のオービック戦に敗れてセミファイナル進出が消滅した。パナソニックには直近2度の対戦でいずれも敗れているが、なんとか白星でシーズンを終えたいところだ。今季のエレコム神戸が負け続けている一因となっているのが、前節でもわずか10ヤードに抑えられたランオフェスの低迷。それでも、オービック戦ではRB白神有貴が1回で22ヤードを走るなど明るい兆しが垣間見える場面もあった。地上戦が出始めれば、クオーターバック（QB）コーディー・ソコールとワイドレシーバー（WR）アルフォンソ・オヌワーのホットラインを軸とした得意のパス攻撃が生きてくるだけに、ラン攻撃の充実は連敗脱出のためには必須だ。