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【X1 Super】セミファイナル最後の1枠はIBMに決定! 最終節で東京ガスとの接戦制す

2021年11月27日(土) 18:40

X1 Superレギュラーシーズン最終第7節のIBM BIG BLUE 対東京ガスクリエイターズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。この試合に勝てばセミファイナル残り1枠に滑り込むIBMは、34対26で勝利。この結果、IBMはセミファイナルに駒を進めることが決まり、1回戦で12月12日にパナソニックインパルスと対戦する。

IBMのベスト4進出がかかる試合は、お互いの守備陣が奮闘し静かな立ち上がりだった。東京ガスがフィールドゴールで先制するも、IBMが2本のフィールドゴールを返し、IBM3点リードで試合が進んだ。

そんなこう着気味だった試合を変えたのがIBM。東京ガスのクオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスがスクランブルからファンブルしてIBMがリカバー。これで攻撃権を得ると、QB政本悠紀が左サイドライン沿いを駆け上がるワイドレシーバー(WR)ジェイソン・スミスへ柔らかいタッチのパス。スミスは、エンドゾーン内で相手守備と競り合いながらも、しっかりと捕球。IBMが貴重な追加点を挙げた。

先制後は攻め手を欠いていた東京ガスだが、QBエバンスのパスとランなどでゴール前4ヤードまで前進。エバンスのランを2度続けた後、ランニングバックとして起用された本職が守備のショーン・ドレイパーが、エンドゾーンまでボールを運び再び3点差とした。

これで流れをつかんだ東京ガスは、IBMのフォースダウンギャンブルを止めて攻撃権を奪取。キッカー(K)朴容俊の52ヤードフィールドゴールにつなげ、前半終了間際に試合を振り出しに戻した。

セミファイナルを争うノジマ相模原ライズが前の試合で勝利したためマストウインのIBMは、後半最初のドライブでQB政本から(ランニングバック)RB佐藤航生への18ヤードタッチダウンパスが通り勝ち越しに成功する。今季最終戦を有終の美で飾りたい東京ガスもフィールドゴールで応戦する。

パント交換となったドライブの後、東京ガスのドレイパーが敵陣でインターセプトのビッグプレイ。そして、このチャンスにQBエバンスがWRナムディ・アグードへ10ヤードタッチダウンパスを成功させて最終クオーター開始早々に逆転に成功した。

しかしIBMは、QB政本がWRスミスへロングパスを通してゴール前まで一気に進むと、RB佐藤が11ヤードタッチダウンラン。わずか2プレーで試合の主導権を握り返した。追いすがる東京ガスもQBエバンスの47ヤードランからK朴のこの日4本目のフィールドゴールにつなげて1点差に詰め寄る。

その後IBMはフィールドゴールトライに失敗するも、敵陣41ヤードからのドライブでRB佐藤が28ヤードのナイスラン。さらにRB佐藤はゴール前7ヤードからタッチダウンランを決め、IBMがリードを8点に広げた。

粘る東京ガスは、試合残り3分20秒から同点の望みをかけて攻撃を開始。QBエバンスとWRアグードのホットラインを軸にIBM陣33ヤードまで前進する。タッチダウンとツーポイントコンバージョンを決めれば同点に追いつける算段だったが、エバンスが3連続でパス失敗。フォースダウンギャンブルで投じたパスも無情にもインコンプリートになり万事休した。

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IBM BIG BLUE vs. 東京ガスクリエイターズ
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